壁、床、天井、および屋根は、平行なレイヤで構成できます。
複層要素は、同一マテリアル(合板など)からなる 1 つの連続レイヤか、もしくは複数のレイヤ(石膏ボード、スタッド、断熱材、空気層、レンガ、被覆層など)から構成されます。コンポーネント内の各レイヤには特定の機能があります。たとえば、構造的な支えとなるレイヤや、断熱の役目を果たすレイヤなどです。Revit LT は各レイヤの機能を考慮し、その機能面の優先度を勘案して、隣接する複層構造内の対応するレイヤを結合します。
各レイヤは、マテリアル、厚さ、機能を設定することにより表現されます。ビューの詳細レベルが[標準]か[詳細]に設定されていると、複層要素のレイヤが表示されます。複層構造のレイヤ間の線分は、要素の[共有エッジ]サブカテゴリを使用して表示されます。複層構造として表示されるレイヤを詳細にコントロールするには、ホスト レイヤを変更します。詳細レベルが[簡略]の場合は、複層要素の外部境界だけが表示されます。複合要素のタイプ プロパティには、簡略 ハッチ パターンと簡略 ハッチ カラーを設定できます。
複層ジオメトリは通常、平面図ビュー、天井伏図ビュー、および断面図ビューで表示されます。次の例では、平面図ビューに 7 層の壁を表示しています。