エクスポート

エクスポート オプションを選択し、FEA シミュレーションで使用されるファイルを書き込みます。

エクスポート設定

  1. ([ホーム] > [エクスポート] > [設定])をクリックします。
  2. [一般]タブで使用可能なオプションの一覧から選択します。
    • [反りを出力] (反り解析が Moldflow で実行された場合にのみ使用可能)
    • [ウェルド サーフェスを出力] (ウェルド サーフェスの強度解析が Moldflow でアクティブになっている場合にのみ使用可能。ウェルド サーフェスが存在する場合に既定でアクティブ化)
  3. [破断]タブで使用できるオプションの一覧から選択します。
    • [破断を有効化] (弾塑性材料モデルを選択した場合にのみ使用可能。既定では非アクティブ)
    • [要素の削除を有効化] (既定では非アクティブの[破断を有効化]がアクティブ化されている場合に、Abaqus モデルにのみ使用可能)
  4. [OK]をクリックします。

反りを出力

[反りを出力]チェック ボックスがオンである場合は、Moldflow からの反りのデータが .sif ファイルに保存されます。さらに、* CURE STRESS キーワードを含む HIN ファイルが作成されます。このキーワードは、構造解析で熱残留応力およびひずみの効果を追加するようにソルバーに指示します。詳細については、「熱残留応力をモデル化する」を参照してください。

ウェルド サーフェスを出力

[ウェルド サーフェスを出力]チェックボックスをオンまたはオフにするには、表示ウィンドウ内でウェルド サーフェスの結果を伴うボディがアクティブである必要があります。[ウェルド サーフェスを出力]チェックボックスがオンである場合、すべてのウェルド サーフェスの結果は .sif ファイルに格納されます。

破断を有効化

[破断を有効化]チェック ボックスをオンにすると、母材の破断はモデル内の各積分点において評価されます。破断が発生すると、その積分点における材料の剛性は瞬時に初期値の数分の一になります。剛性劣化によって荷重が周囲の積分点に再分散します。破断を有効にすると損傷の進展を予測できます。このオプションを有効にすると、実行時間が長くなることに注意してください。破断の発生時の決定に使用される基準と、その破断基準を満たした結果に関する詳細については、『理論マニュアル』の「破断モデル」のトピックを参照してください。

要素の削除を有効化する

[要素の削除を有効化]チェックボックスがオンになっている場合は、エクスポート時に追加パラメータが入力ファイルに追加されます。詳細については、「要素の削除」セクションを参照してください。
注: [破断を有効化]チェック ボックスを最初にアクティブ化する必要があります。

エクスポート

  1. ([ホーム] > [エクスポート] > [構造パッケージにエクスポート])をクリックします。
  2. [構造ソルバーにファイルをエクスポート]ダイアログ ボックスが表示されたら、ファイルのエクスポート先のフォルダにナビゲートし、ファイル名を指定します。
  3. [保存]をクリックして、エクスポートを開始します。
注: 弾性 - 塑性材料モデルを使用していて環境を選択しなかった場合は、ファイルをエクスポートする前に、環境を選択するプロンプトが表示されます。

完了後、入力ファイル(.inp、.cdb、.dat、.bdf、.nas)とインタフェース ファイル(.sif)が、選択したフォルダ内に表示されます。入力ファイルには、パーツ ジオメトリ、メッシュ、荷重、境界条件、およびユーザ材料定義が含まれています。インタフェース ファイルには、マッピングされた繊維配向、残留ひずみ、ウェルド サーフェスの情報が含まれます。

特定の Abaqus 要素(C3D4H、C3D8R、C3D8RH、C3D10M、C3D10MH、S3、S3R、S4、S4R、S4R5、S8R、S8R5、STRI3)を使用するモデルには、エクスポート時に自動的に計算される外部剛性パラメータがあります。これにより、断面定義にキーワード *HOURGLASS STIFFNESS が追加されます。また、シェル モデルでは POISSON および THICKNESS MODULUS パラメータがシェル断面の定義に追加されます。*TRANSVERSE SHEAR STIFFNESS キーワードがシェル要素に追加されています。