マルチ バレル射出成形の射出の遅延を設定するには

マスター バレルとサブバレルの両方の射出開始を遅延することができます。既定では、すべてのバレルは[遅延なし]に設定されます。

このタスクは、マルチ バレル熱可塑性樹脂射出成形でサポートされています。また、マスター バレルとサブバレル(1 つまたは複数)を設定していることを前提としています。マスター バレルの場合、 [プロセス設定]をクリックして[遅延タイマー]にアクセスします。サブバレルの場合、 ([境界条件]タブ > [マルチ バレル]パネル > [位置の設定])をクリックしてから、該当するサブバレル コントローラの[編集]をクリックします。

重要: 少なくとも 1 つのバレルの開始は[遅延なし]に設定する必要がありますが、マスター バレルである必要はありません。
基準ノードを特定するには

射出の遅延は、他のバレル位置を基準として設定されます。

  1. [レイヤー]パネルで、メッシュ ノードのレイヤーを表示に設定します。
  2. どのバレル位置を遅延の基準位置とするかを決定します。
  3. 射出位置のノードに拡大ズームし、このノードを選択して色が変わるようにします。
  4. [形状]タブを開き、[選択]パネルでノード ID を検索します。
  5. 射出の遅延を設定するときのために、ノード ID を記録します。
  6. 異なる基準バレル位置を使用して複数のコントローラで遅延を設定する場合は、次の手順に進む前に、ノード ID それぞれを特定することを検討してください。
射出の遅延を設定するには

各基準バレルの射出ノードのノード ID を記録したことを確認します。

  1. [プロセス設定ウィザード] (マスター バレルでの遅延を設定している場合)、またはサブバレルそれぞれの[マルチ バレル コントローラ]ダイアログ ボックスで、[遅延タイマー]ドロップダウン メニューから遅延制御を選択します。
  2. [遅延タイマー][設定]をクリックします。
  3. 遅延が時間に基づいている場合は秒単位で時間を入力し、遅延がラム位置に基づいている場合は mm 単位で距離を入力します。次に、前の手順で特定しておいた基準射出ノードを[基準射出ノード]に入力します。
  4. [OK]をクリックして、ダイアログ ボックス(1 つまたは複数)を閉じます。