多数個取りレイアウトの設計

このタスクでは、キャビティ複製ウィザードを使用して成形品を複製し、4 個取りレイアウトを作成します。

このチュートリアル用のファイルを Autodesk Knowledge Network[多数個取り充填解析の設定]チュートリアルからダウンロードします。

  1. 以前作成した モデリング チュートリアル のプロジェクトを開きます。
  2. [ホーム]タブの[インポート] ([ホーム]タブ > [インポート]パネル > [インポート])をクリックします。
  3. [ファイルの種類]ドロップダウン リストを選択します。直接サポート対象のファイルの種類リストが開きます。 [スタディ ファイル(*.sdy)] を選択します。
  4. チュートリアル ファイルを保存した場所に移動します。
  5. model_4.sdy」というファイルをクリックして、[開く]をクリックします。
  6. [表示]タブの[回転角度] ([表示]タブ > [視点]パネル > [回転角度])をクリックし、[回転角度]テキスト ボックスに「-100 130 -25」と入力し、キーボードの[Enter]キーを押します。

    キャビティ複製ウィザードでは、射出位置を使用してキャビティの位置合わせを行います。

  7. スタディ タスク ペインで[射出位置の設定]をダブルクリックします。 前のタスクで使用した射出位置と同じ射出位置を使用します。
  8. 下図に示すノードをクリックします。

  9. モデル ペインを右クリックして、 [完了 射出位置の設定] を選択します。
  10. [形状]タブの[キャビティ複製] ([形状]タブ > [変更]パネル > [キャビティ複製])をクリックします。
  11. 次の値を入力します。
    • キャビティ数: 4
    • 行: 2

    [ゲートを基準に整列]オプションを選択していることを確認します。

  12. [プレビュー]をクリックして、作成するレイアウトを表示します。 [行] を「2」に設定すると、下図に示すようにキャビティが配列され、意図しない複雑なランナー システムになります。

    構成を単純にするために、設定を変更します。

  13. [キャビティ複製ウィザード]ダイアログ ボックスで次の値を入力します。
    • 列: 2
    • 列間隔: 100 mm
    • 行間隔: 70 mm
    ヒント: ゲートが成形品側面の正確な中央にない場合は、 [ゲートを基準に整列] オプションが役に立ちます。
  14. [プレビュー]をクリックして、レイアウトを表示します。

    この例では、ゲートを縦に並べたため、各キャビティが単純なランナー システムで済むように向いています。



  15. [完了]をクリックします。
  16. ViewCube を使用して、[前面ビュー]をクリックします。
  17. [表示]タブの[全体表示] ([表示]タブ > [ナビゲーション]パネル > [全体表示])をクリックし、作成された多数個取りレイアウトを表示します。

    [ゲートを基準に整列] オプションによって、成形品の配置が縦方向に調整されていることがわかります。

次のタスクでは、ランナー システム ウィザードを使用して、多数個取りレイアウトのランナー システムを作成します。