等値面とは、一定の値のサーフェスのことです。以下では、静圧によって色分けされた流速が一定である等値面の例を示します。等値面の形状は、モデル全体の中で特定の流速を持つ場所を示します。色は、これらの場所での静圧を示しています。
等値面は、流れの特徴を表す物理的な形状だけでなく、値も表示する3次元視覚化ツールです。伝熱シミュレーションにおける温度分布のほか、複雑な流路における流速分布を視覚化したい場合に有効なツールです。出力量の最大値および最小値の位置を特定するために等値面を使用することができます。
等値面の使用
ほとんどの等値面タスクを実行する方法は複数あります:
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モデル上: 次のように、モデルまたは等値面上を直接クリックします。これはモデル上での操作に便利な方法です。
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モデル外: デザイン スタディ バーの等値面ブランチまたは等値面状況依存パネルを使用します。これは複雑なモデルでジオメトリから離れた場所での操作の方がしやすい場合に便利です。
等値面を作成するには
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モデル上: モデル上またはモデルの近く(既存の等値面以外)で右クリックします。等値面を追加をクリックします。
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モデル外: [等値面]状況依存パネルで[追加]をクリックします。
等値面の名前を変更するには
- デザイン スタディ バーで目的の等値ボリュームを右クリックし、[名前変更]をクリックします。
等値面を選択するには
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モデル上: 等値面上を直接クリックします。
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モデル外: デザイン スタディ バー内でその名前をクリックします。
等値面を非表示にするには
- デザイン スタディ バーの等値面の横にあるボックスをオフにします。また、名前を右クリックして、[等値面を非表示]をクリックすることもできます。
注: 非表示にされた等値面は表示されず、変更できません。イメージをキャプチャするには、いくつかを非表示にする場合が多いでしょう。
等値面を削除するには
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サーフェス上: 右クリックします。削除をクリックします。
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モデル外: デザイン スタディ バーで目的の等値面を右クリックし、[削除]をクリックします
等値面の外観を変更するには
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サーフェス上: 右クリックします。オプションを選択します。
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モデル外: [等値面]状況依存パネルで[編集]をクリックし、[外観]メニューで選択します。
等値面量と結果による色表示の量を変更するには
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サーフェス上: 右クリックします。等値面値または結果による色表示をクリックし、リストから選択します。
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モデル外: [等値面]状況依存パネルで、[出力量]メニューと[結果による色表示]メニューでそれぞれ選択します。
注: 等値面値は、等値面の形状を決定するスカラー結果です。結果による色表示の値は、色を決定します。デフォルトでは、これらは同じです。異なるスカラー結果を選択すると、2つの結果を一緒に表示できます。例えば、等値面値で温度を、結果による色表示で流速を表示します。これにより、モデル内の流速が等しいすべての位置の温度が表示されます。
等値面量の値を変更するには
- コントロールダイアログのスライダーバーをドラッグします。
ベクトル設定制御
ベクトルを有効にするまたはベクトル品質を変更するには
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[モデル上]: 等値面を右クリックします。ベクトルをクリックし、量を選択します。
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[モデル外]: [等値面]状況依存パネルの[ベクトル]メニューから選択します。
ベクトルの外観を変更するには
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[モデル上]: 等値面を右クリックします。ベクトル > 設定...をクリックします。
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[モデル外]: [等値面]状況依存パネルの[編集]の横の矢印をクリックし、[ベクトルの設定]を選択します。
次の変更を行うには、[詳細]をクリックします。
矢印の表示をコントロールするには
- 矢印を無効にするには、ベクトルを表示を選択解除します。
- ベクトル矢印のサイズを変更するには、矢印サイズに値を指定します。(デフォルトサイズの1は、ベクトルの長さを基に矢印のサイズをスケール変更します。)
- すべてのベクトルを同じ割合でスケール変更するには、倍率を変更します。
アクティブなベクトルが指定レンジ内にある領域を表示するには:
- [フィルタ機能]を選択します。
- 最小、最大フィールドに範囲を入力します。
モデル全体を表示するには、[リセット]ボタンをクリックするか、[フィルタ機能]を選択解除します。