概要 - ランゲージ コンバータ(AutoCAD Mechanical Toolset)

ランゲージ コンバータは、属性値、マルチ テキスト(MTEXT)、パーツ参照、およびパーツ一覧など、すべての種類のテキストを他言語に翻訳します。

この機能は、企業が海外の企業と図面をやり取りするときに便利です。図面全体を翻訳したり、選択した部分のみを翻訳できます。ランゲージ コンバータは、現在、以下の言語をサポートしています。

ランゲージ コンバータの機能

オンライン トランスレーションをアクティブにすると、AutoCAD Mechanical toolset は現在の図面のテキストを比較し、多言語辞書ファイル(*.mld)を使用して、フレーズごとに解析を行います。AutoCAD Mechanical toolset で一致が見つかると、図面内のテキストが、対応する翻訳されたテキストに置き換えられます。複数のファイルを翻訳する必要がある場合は、バッチ モードで翻訳するとさらに便利です。

通常、AutoCAD Mechanical toolset で使用される規格フレーズはすべて、既定の多言語辞書ファイルのエントリと対応しているので、問題なく翻訳できます。ただし、ユーザが入力したフレーズは、対応するエントリがない場合もあります。また、AutoCAD Mechanical toolset の規格フレーズが翻訳されないこともあります。

多言語辞書ファイルにフレーズが見つからない場合

AutoCAD Mechanical toolset で既定の他言語辞書ファイルにフレーズが見つからない場合は、翻訳されたテキストの入力を求めるプロンプトが表示されます。オプションで、翻訳をカスタム多言語辞書ファイルに保存することもできます。通常このファイルは、翻訳している図面と同じ名前で、ファイル拡張子が MLD になります。

ランゲージ コンバータを起動したときに表示されるダイアログ ボックスで、AutoCAD Mechanical toolset で使用する多言語辞書ファイルの一覧を指定できます。既定の辞書に存在しない、頻繁に使用するすべてのフレーズを含むカスタム辞書を編集して、以降のすべての翻訳に使用できます。

多言語辞書ファイルを編集する場合

多言語辞書ファイルは ASCII テキスト ファイルです。このファイルでは、テキストは、列(言語)と参照用の番号付き行のグリッドで構成されています。メモ帳またはその他のテキスト エディタを使用して、多言語辞書ファイルを修正します。