バージョン間の相互運用性

このトピックでは、旧バージョンのソフトウェアで Autodesk Civil 3D 2020 の図面を開き、Autodesk Civil 3D オブジェクトを表示する方法について説明します。また、Autodesk Civil 3D 2020、Autodesk Civil 3D 2020.1、および旧バージョンの間の相互運用性についても説明します。

旧バージョンの AutoCAD Civil 3D で Autodesk Civil 3D 2020 の図面を開く

Autodesk Civil 3D 2020.1 と旧バージョンの間の相互運用性

このセクションでは、Autodesk Civil 3D 2020.1、Autodesk Civil 3D 2020、Autodesk Civil 3D 2019、AutoCAD Civil 3D 2018 の間の相互運用性について説明します。

参照テンプレート

  • ホスト図面が旧バージョンの Civil 3D で開かれ、参照テンプレートのパスが見つかった場合、ホスト図面は既定で参照テンプレート内のすべてのコンポーネントを参照します。

    ホスト図面が Autodesk Civil 3D 2020.1 で再度開かれると、[参照テンプレートの既定値を設定]コマンドを使用して指定された参照テンプレートの既定値が復元されます。Autodesk Civil 3D 2020.1 で[参照テンプレートの既定値を設定]コマンド使用時に選択されたコンポーネントはホスト図面で参照され、選択されなかったその他のコンポーネントは、使用されていなければホスト図面から削除されます。

  • ホスト図面が旧バージョンの Civil 3D で開かれた場合、参照テンプレートの優先度設定は保持されます。たとえば、Autodesk Civil 3D 2020.1 で、あるスタイルを低い優先度のテンプレートから参照するように指定した場合、その指定は旧バージョンでホスト図面を開いた場合にも保持されます。

Autodesk Civil 3D 2020 と旧バージョンの間の相互運用性

このセクションでは、Autodesk Civil 3D 2020 と Autodesk Civil 3D 2019 または AutoCAD Civil 3D 2018 の間の相互運用性について説明します。

オブジェクトの変更

Autodesk Civil 3D 2020 では、Autodesk Civil 3D 2019 または AutoCAD Civil 3D 2018 との図面の相互運用性に影響するような特定のオブジェクト変更は導入されていません。

ただし、Autodesk Civil 3D 2019 ヘルプのトピック「バージョン間の相互運用性」に記載されている注意事項がご使用のワークフローに適用される可能性があります。たとえば、Autodesk Civil 3D 2020 でオブジェクトを作成し、そのオブジェクト タイプが Autodesk Civil 3D 2019.2 で導入されたものである場合、Autodesk Civil 3D 2019.1 で図面を開くとそのオブジェクトはプロキシ オブジェクトとして表示されます。

測量データベース形式の変更

測量データベース形式が Microsoft SQL Server Compact (SQL CE)形式から SQLite に更新されました。既存の測量データベースを Autodesk Civil 3D 2020 で使用するには、SQLite に変換する必要があります。

測量データベースを SQL CE から SQLite に変換するには、測量データベース マイグレーション ユーティリティを使用します。

測量データベース マイグレーション ユーティリティは、https://knowledge.autodesk.com/support/autocad-civil-3d/downloads から個別にダウンロードできます。

このユーティリティの使用方法の詳細については、「測量データベースを更新するには」を参照してください。

重要: マイグレートされたデータベースには、Autodesk Civil 3D の旧リリースとの互換性はありません。ただし、SQL CE (.sdbx)データベースはマイグレーション プロセスでは上書きまたは削除されず、Autodesk Civil 3D の旧リリースで使用することができます。