シミュレーションエラーの処理方法

[プログラムシミュレーション]タブの[エラーで停止]チェックボックスを選択した場合は、潜在的な問題が検査で検出されると、シミュレーションが停止し、エラー メッセージが表示されます。[シミュレーション停止設定]ダイアログを使用し、シミュレーションを停止するエラー タイプを指定します。

注: [プログラムシミュレーション]タブは、CNC マシンおよび OMV マシンの検査を作成する場合にのみ使用できます。

シミュレーションのエラー処理条件の指定方法

  1. プログラムシミュレーション タブで 構成 をクリックします。シミュレーション停止設定 ダイアログが表示されます。

  2. [干渉]オプションを選択し、PowerInspect が干渉を検出した場合のシミュレーションの処理方法を指定します。選択
    • 全干渉時で停止 - パーツとの干渉の度にエラーメッセージを表示し、シミュレーションを停止します。
    • 各移動の最初の干渉で停止 - プローブ移動の最初の干渉時に、エラーメッセージを表示して、シミュレーションを停止します。移動内の以降の干渉は無視されます。
    • パーツの最初の干渉で停止 - プローブとパーツバウンダリーとの干渉のたびに、エラーメッセージを表示して、シミュレーションを停止します。プローブがパーツを通過して移動を続行する場合、以降の干渉は無視されます。プローブがパーツを離れて再度干渉する場合、プローブがバウンダリーに接触するとエラーメッセージが表示されます。
    • 各移動の最初の干渉で停止(パーツの最初の干渉時のみ) - プローブ移動内の最初の干渉であり、パーツとの最初の干渉でもある場合、エラーメッセージを表示して、シミュレーションを停止します。 プローブがパーツを通過して移動を続行する場合、以降の干渉は無視されます。プローブがパーツを離れて再度干渉する場合、プローブがバウンダリーに接触するとエラーメッセージが表示されます。 これが、既定の干渉設定です。
    • 全干渉を無視 - 干渉が発生してもシミュレーションを続行します。[プログラムシミュレーション]タブの[エラー処理]リストには、引き続きすべての干渉が表示されますが、エラー メッセージは表示されません。
  3. PowerInspect で検出するその他のエラー タイプを指定します。選択
    • マシン移動が範囲外の場合に停止 - プローブ移動がリミットを超過した場合に、エラーを表示します。
    • 不正なコンタクトの場合に停止 - 測定移動の開始付近でコンタクトが検出された場合に、エラーを表示します。不正なコンタクトの範囲は、オプション ダイアログの ヘッドクリアランス、および、プローブアセンブリクリアランス によって指定されます。
    • 予定コンタクトの不足時に停止 - 予定されたコンタクトが検出されなかった場合に、エラーを表示します。オプション ダイアログで 不足コンタクトポイントを無視 が選択されている場合は、無効になります。
  4. OK をクリックし、変更を保存します。