直角度では、平面、ライン、軸のいずれかが、データム平面、または、軸に対して 90 度であるかをレポートします。GD&T 直角度アイテムを使用し、指定データムに対する、フィーチャーの直角度を決定します。
GD&T 直角度アイテムを作成するには:
- 検査シーケンスで、ジオメトリック グループを開きます。
- [ジオメトリ]タブ > [GD T]パネル > [方向] > [直角度]をクリックします。
- アイテムの 名前 を入力します。
- レポート からこのアイテムを除外するには、レポートに出力 を選択解除します。
- 検査を行うフィーチャーとほぼ垂直なアイテムのみに、利用可能なデータムを制限するには、角度トレランスで利用可能なフィーチャーをフィルター(推奨) を選択します。その後、角度トレランス に、フィーチャーの直角度とデータムアイテム間の最大偏差角度を入力します。
リスト内の全データムを表示するには、角度トレランスで利用可能なフィーチャーをフィルター(推奨) を選択解除します。
- アイテムに関する追加情報がある場合、コメント 欄に記入します。
- 次へ をクリックし、フィーチャー定義 ダイアログを表示します。
- フィーチャー リストから、直角度をレポートするアイテムを選択します。平面、ライン、円筒などのアイテムの軸を選択することができます。
ダイアログの右下の簡易図には、公差域の形状が表示されます。
- 第 1 データム リストから、フィーチャー の直角度の指定基準になるデータムを選択します。
- 第 2 データムに対する、アイテムの直角度を確認する場合、データム使用 を選択して、第 2 データム リストからデータムを選択します。 マウスを使用して CAD ビューからアイテムを選択 するには、
をクリックします。
- トレランス にアイテムの公差域の幅を入力します。ダイアログ上部の制御セクションには、トレランスの要求項目が表示されます。
この GD&T アイテムは長さに依存します。トレランス内になるには、フィーチャー全体が公差域にある必要があります。
- [次へ]をクリックします。GD&T 計算の結果が、[結果プレビュー]ダイアログに表示されます。結果は以下のいずれかになります。
- OK - 測定値はトレランス内です。
- トレランス外 - 測定値はトレランス外です。
- 未計算 - 1 つ以上の選択フィーチャー、または、データムが未測定のため、測定値を算出できません。
- 完了 をクリックし、アイテムを作成して結果を保存します。または、戻る をクリックし、アイテム定義を変更します。
直角度は、フィーチャー全体を囲む領域の厚さを示します。領域の厚さが、公差域と指定ボーナスの合計以下の場合、フィーチャーはトレランス内になります。
短いフィーチャーでは、公差域内における回転の自由度が高いため、結果の精度は、フィーチャーの長さにより異なります。