ユーザー定義データムアイテムでは、既存のデータムに変換マトリックスを適用して、データムを作成します。
ユーザー定義データムの作成方法
- [アライメントデータム]タブ > [データム]パネル > [ユーザー定義]をクリックします。ユーザー定義データム ダイアログが表示されます。
- アイテムの 名前 を入力します。 この名前は、検査シーケンス、[レポート]、[情報] タブで使用されます。また、別のアイテム内で、当該アイテムを参照する際にも使用されます。
- CAD ビューにデータムを表示する場合、表示 を選択します。
- データム リストから、変換を適用するデータムを選択します。
または、
をクリックし、マウスを使用して CAD ビューからデータムを選択 します。
- 変換マトリックスを指定し、データムを定義します。目的に応じて、以下のいずれかをクリックします。
- [回転]: 指定軸を中心とした回転を入力します。
- [移動]: 1 つまたは複数の指定軸沿いの移動を入力します。
- 削除 - 選択した回転、または、移動を削除します。
- 編集 - 選択した移動、または、回転の詳細を変更します。
- [読込み]: mat ファイルから変換を読み込みます。開く ダイアログが表示されます。
次のように選択します。使用する変換を含む .mat ファイルまたはモデル ファイルを選択し、[開く]をクリックします。変換の内容がダイアログに表示され、全ての既存の変換が削除されます。 モデルに作業平面がある場合、作業平面選択 ダイアログが表示されます。使用する作業平面を選択し、OK をクリックします。
- アライメントから - 選択中のアライメントから取得された、PCS(CAD データム)の変換マトリックスを読込みます。 アライメント ダイアログに、検査シーケンス内のアライメントアイテムが表示されます。例:
アライメントから取得した変換マトリックスを読み込むには、リストからアライメントを選択し、[OK] をクリックします。全ての変換が削除され、アライメントの測定値から取得されたマトリックスが表示されます。
変換マトリックスは、[アクティブ測定]の現行測定値から算出されます。アライメントを再測定する場合、または、別の測定から取得された測定値を使用する場合は、マトリックスの再読込みが必要になります。
例えば、2 つ以上のパーツで作業を行う際に、このオプションを使用してデータムを作成し、別のパーツの座標系で、一方のパーツの PCS の原点を表示することができます。
- 変換の値を反転するには、マトリックス反転 を選択します。例えば、スケールが 2 で、X 軸を中心に 30 度回転するマトリックスの場合、スケールが 0.5 で、X 軸を中心に -30 度回転するマトリックスに変化します。
- 変換の適用前後で、指定ロケーションの座標を比較する場合は、テスト をクリックします。
- アイテムに関する追加情報がある場合、コメント 欄に記入します。
- .mat ファイルとして、変換マトリックスを保存する場合、保存 をクリックします。
- OK をクリックしてデータムを保存し、ダイアログを閉じます。