接合の入力要素を選択およびグループ化する

構造データ ノード、グループ ノード、配置ノードを使用して、Dynamo 接合の入力要素を選択およびグループ化する方法について説明します。

注: Dynamo を使用して鉄骨接合を配置するために鉄骨フレーム要素を選択する際、選択した要素の終端に関係なく、選択ノードがフレーム要素のリストを出力します。

構造データ ノード

Dynamo Steel Connections スクリプトの 1 番目の Dynamo ノードは、Model.GetStructureData です。このノードに入力がありません。Dynamo ノードの出力は構造データ要素(梁および柱)のリストであり、現在の選択によって指定されます。この例では、出力は[B1, B2, B3, B4]です。

注: Dynamo でスクリプトを作成または編集する場合、Model.GetStructureData ノードを使用すると、選択を変更するたびに、構造データ要素のリストを更新するためにノードを削除して再度追加する必要があります。Input.SelectStructureData ノードを使用する場合は、選択で Dynamo スクリプトを保存することをお勧めしません。


グループ ノード

スクリプトの 2 番目の Dynamo ノードは、ConnectionNode.FromStructure です。このノードは構造データ要素のリストを入力として使用します。Dynamo ノードの出力は接合ノードのリストであり、グループ化アルゴリズムを使用して決定されます。接合は接合ノードにのみ配置できます。この例では、要素 B1、B2、B3、B4 を選択すると、出力が[B1, B2, B3, B4]を含む接合ノードとなり、各構造データ要素のゾーンのタイプは end になります。



配置ノード

スクリプトに追加する次の Dynamo ノードは、ConnectionNode.SubNodesOfSize です。このノードはグループ ノードによって作成された接合ノードのリストと、目的のゾーン数を入力として使用します。

この例では、ボルト留めフレームによる柱脚(ハンチ付き)接合が 2 つの構造データ要素を入力として使用するため、2 つ以上のゾーンを持つ接合ノードが必要になります。この Dynamo ノードの出力は接合サブ ノードのリスト(接合ノードのリストのリスト)です。接合サブ ノードは、接合ノード内の構造データ要素の配置であり、noOfZones 回、取得されます(この例では 2 回)。



注: 一部のスクリプト(例: Apex ハンチまたはその他の対称接合)では、この Dynamo ノードによって生成された配置により、アルゴリズムは[Beam1, Beam2]および[Beam 2, Beam1]接合サブノードの両方を有効な状態として識別します。これにより、スクリプトは 1 番目の接合サブノードに接合を追加するため、2 番目に識別されたサブノートが「既存」出力に追加されます(この操作により、接合を配置する Dynamo ノードは、受信入力よりも多くの接合ノードを出力として保持します)。これを解決するには、「ConnectionNode.RemoveDuplicates」を使用して重複する接合サブノード(同じ要素を含む接合ノード)を削除します。この Dynamo ノードを使用する方法についての詳細は、Apex ハンチ サンプル スクリプトを参照してください。
この例では、入力は[B1, B2, B3, B4]および数値 2 を含む接合ノードです。出力は、2 つの構造データ要素からなるすべてのサブセットの接合ノードです。
入力 出力

[B1, B2, B3, B4]

2



これらは、4 つの要素からなるこの接合ノードに 2 つの要素の接合を配置する場合のすべての可能性です。

次の手順: 接合の入力要素をフィルタする