スペース ツールを作成してツール パレットに追加するには、次の操作を実行します。 同一のプロパティを持つ特定のスタイルの複数のスペースを配置することが頻繁にある場合には、独自のツールを作成できます。
たとえば、個室用のスペースが複数あるオフィスのプランを作成するとします。 作成する平面図では、すべての小部屋に同じスペース スタイルを使用しますが、管理部門の小部屋の壁をオフィスの壁よりも低くします。効率的に作業するには、スペースの高さごとにスペース ツールを作成します。 次に、適切なツールを選択しながら、平面図のそれぞれのエリアに適切な高さの個室を配置していきます。
ヒント: スペース ツールは、自動調整スペースおよび自動調整されないスペースに対して作成できます。自動調整スペース用のスペース ツールを起動する場合は、モデルのサイズによっては、図面の有効な境界の初期処理が時間のかかるプロセスになることもあります。そのため、自動調整に関連するスペース ツールには明確な名前を付けることをお勧めします。
- ツールを作成するツール パレットを開きます。
- ツールを作成します。
次の操作を行いたい場合 |
次のように操作します |
図面上のスペースからツールを作成するには |
目的のスペースを選択し、ツール パレットにドラッグします。 |
スタイル マネージャのスペース スタイルからツールを作成するには |
 をクリックします. コピーするスタイルをツール パレットにドラッグします。[OK]をクリックして、スタイル マネージャを閉じます。 |
現在のツール パレットのツールをコピーするには |
ツールを右クリックして、[コピー]をクリックします。右クリックし、[貼り付け]をクリックします。 |
別のツール パレットからツールをコピーするには |
もう一方のツール パレットを開いて、ツールを右クリックし、[コピー]をクリックします。ツールの追加先ツール パレットを再び開き、右クリックして[貼り付け]をクリックします。 |
ツール カタログからツールをコピーするには |
  をクリックし 、コピーするツールを探します。i-drop ハンドルの上にカーソルを置き、ツールをツール パレットにドラッグします。 |
- 新しいツールを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
- ツール名を入力します。
- [説明]の設定をクリックし、ツールの説明を入力し、[OK]をクリックします。
- [基本]
[一般]をクリックします。
- [説明]の設定をクリックし、このツールから作成されるすべてのスペースに対して表示される説明を入力し、[OK]をクリックします。
注: 図面で使用するレイヤ キー スタイルで指定されているレイヤ割り当てを使用しない場合は、レイヤ キーとレイヤ キーの優先を指定します。
- スペース スタイルを選択します。
- このスペース ツールに使用されているスタイルを含む図面ファイルを選択します。
- ツールで挿入するスペースの名前を入力します。
- スペース タグを選択します。
- このスペース ツールに使用されているタグを含む図面ファイルを選択します。
注: [自動調整]プロパティは[タイプを作成]と連結されています。[タイプを作成]が[生成]の場合は、自動調整設定を編集できます。既定の設定に[未定義](--)を使用できます。[タイプを作成]が[挿入]、[矩形]、[ポリゴン]の場合、自動調整設定は既定で[未定義](--)に設定され、読み込み専用になります。
- [オフセット境界]で、4 つのスペース境界(基本、ネット、使用可能、グロスの各境界)の計算方法を選択します。
- 手動: グリップを使用して、ネット境界、使用可能な境界、グロス境界を手動で編集できます。
- スタイル別: スペース スタイルで定義されている値により、ネット境界、使用可能な境界、グロス境界が基本境界からオフセットされます。
- 標準別<標準名>(自動調整スペースのみ): ネット境界、使用可能な境界、グロス境界が、表示された面積計算標準によって定義されます。
- スペースの[タイプを作成]を選択します。 次のオプションのいずれかを選択することができます。
- 挿入: スペース スタイルのターゲットの寸法に従って、スペースを挿入します。
- 矩形: ユーザ定義の長さと幅を使用して、矩形スペースを挿入します。
- ポリゴン: ユーザ定義のセグメントを使用して、ポリゴン スペースを挿入します。
- 生成: 境界オブジェクトにスペースの自動調整を挿入します。
- [タイプを作成]で[ポリゴン]を選択した場合は、最初のスペース セグメントの形状を[セグメント タイプ]で定義します。
線分セグメントか円弧セグメントを選択することができます。
- 既にスペースが含まれている境界内にスペースを生成する必要がある場合は、[スペースの重なりを許可]に対して[はい]を選択します。
既定では、既存のスペースが含まれている境界内に、新規スペースを生成することはできません。 ただし、2 つのスペース間に干渉を設定する目的で、既にスペースが含まれている境界内にスペースを生成する必要が生じる場合もあります。
- [コンポーネント寸法]を展開し、スペース ツールのジオメトリ タイプを指定します。
次の操作を行いたい場合 |
次のように操作します |
2D スペース ツールを作成するには |
一覧から[2D]を選択します。 |
押し出し 3D スペース ツールを作成するには |
一覧から[押し出し]を選択します。 |
自動調整 3D 自由形状スペース ツールを作成するには(自動調整スペースのみ) |
一覧から[自由形状]を選択します。 |
ツールを使用して複数のスペース タイプを作成するには |
一覧から[未定義](--)を選択します。 |
- 3D スペースにスペース ツールを作成する場合は、スペースの高さにパラメータを入力できます。
注: このツールを使用して異なる高さのスペースを作成する場合は、この設定をすべて[未定義](--)のままにします。
次の操作を行いたい場合 |
次のように操作します |
床から天井までの高さ、天井と床の厚さ、天井上のスペース、床下スペースを含む、スペース全体の高さを指定するには |
[スペースの全体の高さ]に値を入力します。 |
スペースの天井の高さを指定するには |
高さの値を入力します。 |
床の厚さを指定するには |
[床の厚さ]に値を入力します。 |
天井の厚さを指定するには |
[天井の厚さ]に値を入力します。 |
スペースの天井の最上部とスペースの最上部の間の距離を指定するには |
[天井上の高さ]に適切な値を入力します。 |
スペースの床の最下部とスペースの最下部の間の距離を指定するには |
[床下の高さ]に適切な値を入力します。 |
天井の高さ、天井の厚さ、天井上の高さを合わせた高さを指定するには |
[既定のサーフェスの高さ]に値を入力します。 |
- スペースに対するスペース挿入点の垂直位置を指定するには、[位置合わせ]で次のオプションのいずれかを選択します。
- 床の上部
- 床の下部
- 床下スペースの下部(床下のスペースの高さが 0 より大きい場合にのみ使用可能)
- [実際の寸法]を展開します。
注: スペースのターゲットの寸法の設定は、[タイプを作成]で[挿入]を選択した場合にのみ表示されます。 矩形スペースとポリゴン スペースは、ターゲットの寸法の影響を受けません。 ここで使用できる値の範囲は、スペース スタイルで定義されているターゲットの寸法によります。
- ターゲットの寸法の境界内のスペースのジオメトリを画面上で指定するには、[画面上で指定]で[はい]を選択します。
- スペースのジオメトリをプロパティ パレットへの値の入力によって指定するには、[画面上で指定]で[いいえ]を選択します。
- 挿入時に拘束されるスペースの寸法を指定します。
次の操作を行いたい場合 |
次のように操作します |
挿入時に面積値を固定するには |
[拘束]で[面積]を選択します。 この場合、ターゲットの寸法の範囲内でのみ、スペースの長さと幅を変更できます。 たとえば、面積を 9 m
2
に拘束した場合は、長さと幅をそれぞれ 3 m とすることも、長さを 4 m、幅を 2.25 m にすることもできます。どちらの組合わせも、面積が 9 m
2
になるためです。 |
挿入時に長さを固定するには |
[拘束]で[長さ]を選択します。 スペースの長さを拘束した場合は、スペースの面積を変更すると、スペースの幅寸法のみが変更されます。逆もまた同様です。 |
挿入時に幅を固定するには |
[拘束]で[幅]を選択します。 スペースの幅を拘束した場合は、スペースの面積を変更すると、スペースの長さ寸法のみが変更されます。逆もまた同様です。 |
挿入時に特定の寸法を固定しないようにするには |
[拘束]で[*NONE*]を選択します。 この場合、いずれの個別の寸法も拘束されず、ターゲットの寸法の範囲内であれば、任意のジオメトリを指定することができます。 |
- [画面上で指定]で[いいえ]を選択した場合は、[基本面積]、[長さ]、[幅]に、拘束されない寸法の値を入力します。
- 3D 自由形状スペースを生成するように選択した場合は、[詳細寸法]で計算切断面を 2 つ定義します。
- [OK]をクリックします。