ブロックは、シンボル、パーツ、詳細ビュー、タイトル ブロックなどで一般的に使用される複合オブジェクトです。
ブロックとは、1 つまたは複数のオブジェクトを結合して作成した単一のオブジェクトです。次に、図面に挿入されたブロックの例を示します。
ブロックの使用には、次のような利点があります。
- 図面内の家具、備品、部品、記号、タイトル ブロックなどの同一コピー間の統一性を確保できます。
- ブロックの挿入、回転、尺度変更、移動、複写は、個々のジオメトリ オブジェクトの選択セットを操作するよりもはるかに高速です。
- ブロックを定義を編集または再定義すると、図面内のすべてのブロック参照が自動的に更新されます。
- 部品番号、原価、サービス日付、実績値などのデータをブロックに含めることができます。データは、「ブロック属性」という特殊なオブジェクトに保存されます。
- オブジェクト ジオメトリを複製する代わりに複数のブロック参照を挿入することで、図面のファイル サイズを小さくすることができます。
ヒント: オンライン アクセスを使用して、商用ベンダーやサプライヤーの Web サイトから、AutoCAD 図面ファイルをダウンロードすることができます。この方法によって多くの時間を節約できますが、それらの図面が正しく作成されていること、および尺度が正しいことを確認する必要があります。