標準文字フォントを拡張する代わりに、ビッグフォントを使用してテキスト文字列の中に特殊記号を含めることができます。
図面によっては、テキスト文字列の中にいくつもの特殊記号が現れる場合があります。標準文字フォントは、そのような特殊記号を含むように拡張できます。しかし、文字フォントの拡張については、次のようにいくつかの制限があります。
ビッグフォント方式では、このような問題は生じません。ほとんど使用しない文字(ティルダ(~)や縦棒(|)など)をエスケープ コードとして選択しておき、その次に続ける文字によって特殊記号を指定できます。たとえば次のビッグフォント ファイルでは、縦棒(|、ASCII コード 124)の後に対応するアルファベット文字を入力することで、ギリシャ文字を記入できます。各文字の最初のバイトは 124 なので、ギリシャ文字の文字コードは 124 × 256、つまりアルファベットの文字コードの値に 31744 を加えた値になります。
*BIGFONT 60,1,124,124 *0,4,Greek above, below, modes, 0 *31809,n,uca . . . uppercase Alpha definition, invoked by "|A" *31810,n,ucb . . . uppercase Beta definition, invoked by "|B" *31841,n,lca . . . lowercase Alpha definition, invoked by "|a" *31842,n,lcb . . . lowercase Beta definition, invoked by "|b" *31868,n,vbar . . . vertical bar definition, invoked by "||" . . .