他のアプリケーションで行うのと同様に、図面ファイルや選択したオブジェクトを保存します。また、自動保存やバックアップ ファイルをコントロールすることもできます。
図面で作業を行っている間は、頻繁に図面を保存してください。ファイルを保存しておくと、停電やその他の事故が発生したときに作業内容が失われずに済みます。
図面ファイルのファイル拡張子は、.dwg です。[オプション]ダイアログ ボックスで既定のファイル形式を変更しない限り、図面は最新の図面ファイル形式で保存されます。既定では、保存を実行するたびに、図面フォルダの 1 つ前のバージョンのバックアップ ファイルが作成されます。経験豊富なユーザは、ベスト プラクティスとして、バックアップをオンにしたままにしています。
ファイルを前のバージョンに戻す必要が生じた場合は、図面と同じフォルダ内にある .bak ファイルの名前を、別の名前にし、拡張子を .dwg にします。
目的に応じて、これらのコマンドにはいくつかの有用な違いがあります。
製品を起動するたびに、ファイルを開いたり保存するために最後に使用したフォルダが、標準のファイル選択ダイアログ ボックスの既定のパスになります。また、Windows でプログラムのショート カット アイコンを使用して、固定された既定のフォルダを指定することができます。具体的な手順は、この後のトピック「既定の図面フォルダを変更するには」を参照してください。
既定では、図面が最後に保存されてから 10 分経過すると自動的に保存が実行されます。[オプション]ダイアログ ボックスの[開く/保存]タブで、自動保存の間隔を増減したり、自動保存をオフにすることができます。保存は、通常は「インクリメンタル」保存です。大きな図面の場合、これは完全保存よりかなり高速です。インクリメンタル保存では、システム変数 ISAVEPERCENT によって図面のファイル サイズを最適化する完全保存がトリガされるまでは、一時的に大きなファイル サイズとなります。
状況によっては、図面ファイルのサイズが予想以上に大きくなることがあります。一般的には、次のような場合にサイズが大きくなる可能性があります。
PURGE[名前削除]または -PURGE コマンドを使用すると、ほとんどの問題を解決することができます。次のような追加の手順を実行してもかまいません。
複数の小さな図面を作成する習慣を付けるとよいでしょう。XREF[外部参照]コマンドを使用して、小さな図面をマスター図面に合成してから、作業は小さな図面で行います。
クラウド ストレージは、アクセシビリティ、ファイル セキュリティ、バックアップの信頼性などの向上により、人気が高まっています。
異なる国や地域にあるオフィスや会社と図面ファイルを共有する場合、図面ファイル名に他言語では使用できない文字が含まれていることがあります。
図面ファイルが異なる言語のオペレーティング システムで作成された場合、次の問題が発生します。
どちらの場合も、AutoCAD 2007 ベースの製品およびそれ以降のリリースで図面ファイルを開くことができます。