練習 R3: 表を認識する

この練習では、図面内にある表の中の文字をラスター文字から AutoCAD の文字に変更します。

通常、次の手順に従います:

関連する練習

この練習を行う前に、AutoCAD Raster Design ツールセットのオプションが「練習 A1: AutoCAD Raster Design ツールセットのオプションを設定する」で説明したとおりに設定されていることを確認します。

練習

  1. ¥Tutorial9 フォルダ内の図面ファイル textrec_02.dwg を開きます。

    挿入するイメージを選択する

  2. [イメージ挿入]ダイアログ ボックスを表示するには、 [ラスター][挿入]を選択します。
  3. [ファイルの種類]リストから、[すべてのイメージ ファイル]を選択します。
  4. 必要な場合は、¥Tutorial9 フォルダに移動します。イメージ ファイル text_rec_table.tif を選択します。
  5. [挿入オプション]領域で、[クイック挿入][イメージをズーム]をクリックします。[開く]ボタンをクリックします。

    イメージが挿入されます。

    表の中のラスター文字を AutoCAD の 1 行文字に変換する

  6. [文字認識の設定]ダイアログ ボックスを表示するには、 [ラスター][文字認識][文字認識設定]を選択します。
  7. [入力]領域で、次の設定を入力します。
    • [選択形状][長方形]にする。
    • [ディクショナリ]の[スペル チェック]を選択する。
    • [スペル チェック言語]リストで[英語]を選択する。
    • [ディクショナリ]の[AutoCAD カスタム]を選択する。
    • [言語文字セット]をクリックし、[英語]チェック ボックスをオンにする。
    • [認識]領域で、[大文字][数字][句読点][その他]のチェック ボックスをオンにする。
  8. [AutoCAD 出力]で、次のように設定します。
    • [出力タイプ][1 行文字]にする。
    • [文字高さ][文字スタイルの高さ]にする。
    • [AutoCAD 文字スタイル][表内の文字列]にする。
    • [削除方法][消しゴム]にする。
  9. [確認表示]領域で、すべてのチェック ボックスをオフにします。
  10. [OK]をクリックします。
  11. [ラスター]メニュー[文字認識][表を認識]を選択します。
  12. 表部分の左上コーナーをクリックし、[Enter]を押して角度を 0 に設定します。次に右下コーナーをクリックして、表を囲む長方形を描きます。
  13. [表を確認]ウィンドウが開きます。表示パネル(上側のパネル)にはオリジナルのラスター文字が表示され、編集パネル(下側のパネル)には、認識エンジンの出力結果が表示されます。

    次のサンプルは、[表を認識]コマンドの典型的な結果を示しています。

  14. [表を確認]ウィンドウの編集パネルで結果を調べます。このサンプルでは、最初の列の $ 文字を数字の 8 に変更し、単語 INCH の文字間隔を変更します。
    重要: 認識エンジンは 100% 正確ではないため、編集パネルの結果を注意深く確認し、ハイライト表示された部分だけでなく、必要な変更をすべて行うことが重要です。
  15. [OK]をクリックして、表を AutoCAD の 1 行文字として図面に挿入します。

    必要な場合は、標準の AutoCAD コマンドを使用して、文字を移動したり編集することができます。

  16. 変更を保存せずに図面を閉じます。