データ ショートカットが保存されているフォルダに対する適切な権限をプロジェクト共有メンバーが持っていない場合、データ ショートカットは予期したとおりに動作しません。
- フォルダに対する適切な権限をプロジェクト共有メンバーが持っていない場合、そのフォルダは Autodesk Desktop Connector によってローカル ドライブに作成されません。
- フォルダがローカルに作成されない場合、誤ったローカル パスが生成され、プロジェクト共有メンバーがデータ ショートカットまたは参照ファイルにアクセスできなくなります。
- プロジェクト共有メンバーが Autodesk Docs のフォルダにアクセス可能で、そのフォルダを参照するデータ ショートカットを使用する場合、親フォルダごとに少なくとも表示とダウンロードの権限も必要になります。
このトピックでは、権限を指定する必要があるフォルダの例を示します。この例では、ユーザ A は任意のファイル、フォルダ、またはサブフォルダへのフルアクセス権を持つプロジェクト管理者で、データ ショートカットの作成と使用が可能です。ユーザ B は、データ ショートカットを作成するのではなくデータ ショートカットにアクセスする必要があるプロジェクト共有メンバーです。ユーザ B は、プロジェクトの専用の部分にのみアクセスできます。この例では、プロジェクトで作業する際にユーザ B がエラー メッセージを受信しないようにフォルダ権限を付与する方法について説明します。
権限の詳細については、「フォルダ権限」を参照してください。
例: ルート フォルダへのアクセス権がない
この例では、Autodesk Docs でデータ ショートカットと参照ファイルが保存されているサブフォルダを含むルート フォルダに対する表示とダウンロードの権限をプロジェクト共有メンバーに付与する必要がある理由を説明します。
| フルアクセス権を持つユーザ A (プロジェクト管理者) | アクセスが制限されているユーザ B (プロジェクト共有メンバー) |
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ユーザ B がデータ ショートカットのプロジェクトで作業しようとすると、次のようなエラー メッセージが表示されます。
ユーザ B のコンピュータに存在しないフォルダ MainFolder_NoAccess が相対パスに含まれているため、参照図面が見つかりません。
解決策: このプロジェクトでアクセスの問題が発生しないようにするには、ユーザ B に ProjectFolder_NoAccess フォルダと MainFolder_NoAccess フォルダへの表示とダウンロードの権限を付与する必要があります。 または、ユーザ A は、データ ショートカットが作成されたフォルダ(MainFolder_Access)と同じフォルダにソース プロジェクトを配置できます。この場合、ユーザ A は ProjectFolder_NoAccess フォルダに対するユーザ B の権限を付与する必要はありません。