概要 - パイプ ネットワークを作成する

パイプ ネットワークは、複数の方法で作成できます。

たとえば、[ネットワーク レイアウト ツール]ツールバーを使用して、パイプ ネットワークを作成したり、図面で既存のポリラインまたは計画線を選択して、このポリラインまたは計画線からパイプ ネットワークを作成することができます。また、読み込み機能を使用すると、既存のパイプ ネットワークを図面に読み込むことができます。

既存のパイプ ネットワークを 2 つに分割して、新しいネットワークを作成することもできます。

パイプ データを読み込む

次の表に、パイプ ネットワークで使用できる読み込み機能を示します。

コマンド 説明
[Land Desktop からプロジェクト データを読み込み] [Land Desktop からプロジェクト データを読み込み]コマンド(ImportLDTData)を使用すると、AutoCAD Land Desktop のパイプ配管データを Autodesk Civil 3D に読み込むことができます。パイプ データを読み込む際、AutoCAD Land Desktop の連続した各パイプ配管は、Autodesk Civil 3D の新しい単一のパイプ ネットワーク オブジェクトとして読み込まれます。
[LandXML を読み込み] [LandXML を書き出し]コマンド(LandXMLOut)を使用して、AutoCAD Land Desktop のパイプ配管データを書き出し、[LandXML を読み込み]コマンド(LandXMLIn)を使用して、このデータを Autodesk Civil 3D に読み込むことができます。
Storm Sewers を読み込む このコマンドを使用すると、.stm ファイルから Storm Sewers Extension で作成したパイプ ネットワークを読み込むことにより、Autodesk Civil 3D パイプ ネットワークを作成することができます。
[GIS データ読み込み] SHP ファイルからパイプおよび構造物データを読み込むことにより、Autodesk Civil 3D パイプ ネットワークを作成できます。

Land Desktop パイプ配管データを読み込む前に、パイプ ネットワークに関連付けるパーツ リストに、読み込むパイプ配管を表すパーツ サイズが含まれていることを確認します。

パイプ ネットワークを管理、表示、カスタマイズする

作成に使用する方法に関係なく、作成後は、すべてのパイプ ネットワークは同じ方法で管理されます。すべてのパイプ ネットワークは、[プロスペクター]ツリーの[パイプ ネットワーク][ネットワーク]コレクションのリスト ビューに表示されます。

パイプ ネットワークを作成する前に、パイプ ネットワークで使用する基礎データを作成しておくと便利です。基礎データには、サーフェス、線形、縦断、横断ビュー、および独自のカスタム パーツ リストなどが含まれます。ただし、パイプ ネットワークを作成するために、これらのコンポーネントを配置する必要はありません。

パイプ ネットワークを作成するとき、既定の設定は、[パイプ ネットワークを作成]ダイアログ ボックスで選択した設定、およびパーツ カタログで指定したパーツ定義によって決定されます。パイプ オブジェクトや構造物オブジェクトを図面へ挿入した後に、ネットワークで新たに作成されたそれらのパーツの設定の多くを変更できます。

チュートリアル: パイプ ネットワークを作成する