概要 - プロパティ セット データをラベルに追加する

ラベル スタイルを設定し、Autodesk Civil 3D オブジェクトに設定したカスタム プロパティ セット データを追加することができます。

たとえば、樹種タイプ、条件、その他のデータなどのカスタム プロパティ情報を、各ポイントに割り当てているとします。

標準ラベル スタイルの設定プロセスで[プロパティ セット]タブを使用すると、カスタム プロパティをポイント ラベル スタイルに追加し、そのプロパティの情報を使用してポイントにラベルを付けることができます。

次の図は、プロパティ セットで設定されている樹木データを使用してラベル付けされたポイントを示しています。

このラベルでは、次の樹木データのプロパティ セット定義が使用されています。

ラベル スタイルは次のように設定されています。[テキスト コンポーネント エディタ]の[プロパティ セット]タブを使用すると、プロパティ セット内のプロパティをラベル スタイルに追加することができます。

ポイントに適用すると、各ポイントに定義されているプロパティ データは、ラベル スタイルによって[プロパティ]パレットに表示されているとおりにラベルを付けられます。

プロパティ セットを設定してプロパティをオブジェクトに適用するには

ラベル スタイルを設定する前に、「プロパティ セットについて」のワークフローを使用して、プロパティ セットを設定します。

ほとんどのラベル タイプでは、スタイル管理の[適用先]タブで、関連するオブジェクトのラベル タイプではなく、ラベル付けするオブジェクト タイプを選択します(例外については次の項を参照してください)。たとえば、プロパティ データを使用して線形にラベルを付けるには、プロパティ セット設定時に[線形]を選択します。

Autodesk Civil 3D のポイントにラベルを付けるには、[適用先]タブでオブジェクト タイプとして[COGO ポイント]を選択します。

横断ビューで交差と投影ラベルにラベルを付けるためのプロパティ セットを設定するには

プロパティ セット データを交差ラベル スタイルに含める場合は、横断ビューで交差位置が表示されているオブジェクト タイプに加えて、[交差横断ラベル]オブジェクト タイプを選択する必要があります。

たとえば、プロパティ セット データを使用して横断ビューで計画線の交差にラベルを付けるには、プロパティ セット定義の設定時に、スタイル管理の[適用先]タブで[交差横断ラベル]と[計画線]を選択します。

プロパティ セット データをラベルに追加するには」で説明しているように、このプロパティ セットを計画線に適用し、テキスト コンポーネント エディタを使用して、関連するプロパティ セット データを交差ラベル スタイルに追加します。

次の図は、プロパティ セット データ(赤で表示)を交差ラベルに追加する例を示しています。「プロパティ セット データ」は、計画線に適用するデータを表しています。

プロパティ セット データを投影ラベル スタイルに含める場合は、横断ビューで投影位置が表示されているオブジェクト タイプに加えて、[横断投影ラベル]オブジェクト タイプを選択する必要があります。

たとえば、プロパティ セット データを使用して横断ビューで Autodesk Civil 3D の点投影にラベルを付けるには、プロパティ セット定義の設定時に、スタイル管理の[適用先]タブで[横断投影ラベル]と[COGO ポイント]を選択します。

このプロパティ セットを点に適用し、テキスト コンポーネント エディタを使用して、関連するプロパティ セット データを投影ラベル スタイルに追加します。

ヒント: プロパティ セット定義とラベル スタイルをテンプレートに保存しておき、後で参照テンプレートの機能を使用してプロパティ セットやラベル スタイルを図面に参照することができます。

プロパティ セットの定義の詳細については、「概要 - プロパティ セット」を参照してください。交差と投影の詳細については、「概要 - 横断ビューでの投影と交差の使用」を参照してください。