Autodesk Collaboration for Civil 3D のベスト プラクティスの概要

このトピックでは、Collaboration for Civil 3D を開始する前に読むべきキー ポイントと注意事項について説明します。

• Collaboration for Civil 3D 環境で作業するすべてのユーザが、Autodesk Civil 3D (2020 ～ 2023)と Autodesk Desktop Connector の両方の最新の更新プログラムを配置することが重要です。チームの全員が同じ製品バージョンと同じ更新プログラムを使用していることが重要です。
• Desktop Connector は頻繁に更新されるため(毎月)、チームはこれらの更新プログラムが利用可能になったときに使用するための計画を作る必要があります。詳細については、Desktop Connector のリリース ノートを参照してください。
• BIM 360 は Autodesk Docs にリブランディングされました。この変更を含む Desktop Connector のバージョンは 14.8 でした。
• Desktop Connector は、開く/保存するワークフローですべての従属ファイルをトリガします。つまり、Desktop Connector には、ファイルを調べ、参照を見つけるメカニズムがあります。これらの参照を見つける機能に応じて、予想される結果が変わります。
  • Desktop Connector は、参照を含むファイル(ホスト ファイル)を転送しようとすると、ホスト内のすべての参照ファイルを検索し、要求された目的の場所の Autodesk Docs にアップロードしようとします。
  • Desktop Connector が従属ファイルを検索できない場合、そのファイルは Autodesk Docs にアップロードされません。これにより、Autodesk Docs に保存されているホスト図面でリンクが解除されます。
  • Desktop Connector が従属ファイルを検索できるにもかかわらず、そのファイルが同じフォルダまたはその上のフォルダの外にある場合、Desktop Connector はターゲットの場所で同じフォルダ構造を複製できません。このような場合、Desktop Connector はファイルをホスト フォルダ内の関連データ フォルダに配置し、参照へのローカル パスを複製します。Autodesk Docs にアップロードされたホスト ファイルには、関連データ フォルダ内のこの参照ファイルに対する依存関係があります。
• この環境で作業する AutoCAD 2022 および AutoCAD 2023 ユーザの場合、Civil 3D と同じロック動作が発生します。ただし、AutoCAD 2020 または 2021 では自動ロックをネイティブにサポートしていません。AutoCAD 2020 および 2021 ベースの製品を使用しているプロジェクト チーム メンバーは、File Locking for Autodesk® BIM 360® アプリケーションをインストールできます。これにより、AutoCAD で開いたときに Autodesk Docs に保存されている DWG ファイルと DWT ファイルの自動的なロックとロック解除が可能になります。
  注: AutoCAD 2022 と AutoCAD 2023 はファイルのロックをサポートしているため、アプリケーションをインストールする必要はありません。AutoCAD 2021 と 2020 が同じコンピュータに AutoCAD 2022 または AutoCAD 2023 と一緒にインストールされていて、AutoCAD 2021 または 2020 のファイル ロックを有効にする場合は、必ずバージョン 2.2.0 のアプリケーションをインストールしてください。(この場合、バージョン 1.0.0 のファイル ロック アプリを使用すると、AutoCAD 2022 または AutoCAD 2023 で予期しないロック動作が発生します。)
• 自動ロックは、Microsoft Word や Excel ファイルなどの特定のファイル タイプでサポートされていません。これらの製品のデスクトップ バージョンを使用して編集する場合は、これらのファイルを手動でロックおよびロック解除する必要があります。
• この環境全体にわたって、ファイルの現在の状態をより詳細に理解するために活用できるツールがあります(たとえば、AutoCAD と Civil 3D の[スタート]タブ、Desktop Connector のホーム画面、および参照エクスプローラ)。
• Autodesk Docs にマイグレートするとき、およびこの環境でプロジェクトが進行するときに、プロジェクトに有効な参照が存在していることが非常に重要です。この環境は、参照ファイル(DWG ファイルやイメージなど)が有効で、Autodesk Docs 内のプロジェクト構造内に配置されているかどうかに影響を受けます。
• ファイルおよびプロジェクトのライフ サイクル全体で図面の整合性を維持して、パフォーマンスを向上させます(たとえば、未使用のブロック定義、画層、登録アプリケーションなどを監査および名前削除します)。
• サポートされていない機能や、本番環境で使用するためにワークフローを変更する必要がある機能もあります。たとえば、AutoCAD シート セット マネージャ、Civil 3D 測量データベース、参照テンプレートです。詳細については、「注意が必要な外部ファイルとデータについて」を参照してください。
• Autodesk Docs のユーザ アクセス レベル、ロール、フォルダ権限、およびプロジェクト組織を理解します。

このソリューションが急速に進化していることにも注意してください。このソリューションの価値を高める最新のベスト プラクティスと新機能を反映するために、これらのトピックは継続的に更新されています。

スタートアップに必要なもの

Autodesk Civil 3D と Autodesk Desktop Connector の両方の最新バージョンを使用することをお勧めします。

Autodesk Docs を使用して作業する場合、Civil 3D ユーザは次のバージョンを使用する必要があります。また、サポートされている更新プログラムや修正プログラム(AutoCAD や Map 3D の更新プログラムや修正プログラムを含む)をインストールする必要があります。

• Civil 3D 2020.6
• Civil 3D 2021.3
• Civil 3D 2022.1
• Civil 3D 2023

また、Autodesk Desktop Connector に更新プログラムをインストールすることも重要です。Desktop Connector は頻繁に更新されることに注意してください(毎月)。

契約管理者は、BIM Collaborate Pro の資格をアカウントに追加する必要があります。

注: 以前は、必要な資格は BIM 360 Design 用の資格でした。