環境効果には、次のような共通プロパティ、演算子、メソッドがあります。
プロパティ
<atmos>.name String default: varies
[環境] (Environment)ダイアログ リストに表示される名前です。生成パラメータ name:
を指定しない場合、既定のクラス名が使用されます。
<atmos>.numGizmos Integer -- read-only
環境効果にever
割り当てられているギズモの数です。.getGizmo
で取得したギズモは定義解除できます。つまり、ギズモが追加されてから削除されたことになります。環境効果では、ギズモの配列が管理されます。すべてのスロットが使用されているとは限りません。.numGizmos
は、使用されたスロットの数ではなく、配列のサイズを表します。
メソッド
isActive <atmos>
環境効果がアクティブに設定されている場合は true
を、非アクティブの場合は false を返します。
getGizmo <atmos> <index_integer>
インデックスで指定された環境効果のギズモ ノードを取得します。ギズモ ノードは、ライトまたは環境効果ヘルパーです。インデックスの基数は 1 です。
deleteGizmo <atmos> <index_integer>
インデックスで指定された環境効果のギズモを削除します。
appendGizmo <atmos> <node>
環境効果のギズモ リストにノードを付加します。これは環境効果に適した種類でなければなりません (ボリュームライトのライト、fire_effect のヘルパー ギズモなど)。
setActive <atmos> <boolean>
環境効果をアクティブまたは非アクティブに設定します。<boolean>
が true
の場合、環境効果がアクティブに設定されます。false
の場合、非アクティブに設定されます。
例
atmos = fire_effect density:20 outer_color:red appendGizmo atmos $SphereGizmo01
関連するメソッド
次の関数を使うと、グローバル レンダリング環境に環境効果のリストを保持することができます。
addAtmospheric <atmos>
指定された環境効果を[環境効果](Atmospheric Effects)リストに追加します。
getAtmospheric <index_integer>
setAtmospheric <index_integer> <atmos>
[環境効果](Atmospheric Effects)リストのインデックスの位置の環境効果を指定された環境効果に設定します。[環境](Atmospheric Effects)ダイアログ ボックスを表示中にこのメソッドを呼び出すと、表示中の[環境効果](Atmospheric Effects)リストは更新されません。
deleteAtmospheric <index_integer>
[環境効果](Atmospheric Effects)リストのインデックスの位置にある環境効果を削除します。インデックスは基数 1 です。
editAtmosphere <atmos> <node>
[環境] (Environment)ダイアログ ボックスを開き、指定された環境効果のロールアウトが[環境効果](Atmospheric Effects)リストに追加されている場合は、そのロールアウトを開きます。指定されたノードが環境効果のギズモの場合は、そのギズモが環境効果のギズモ リストから選択されます。
editAtmospheric <atmos> [gizmo: <node>]
[環境] (Environment)ダイアログ ボックスを開き、指定された環境効果のロールアウトが[環境効果](Atmospheric Effects)リストに追加されている場合は、そのロールアウトを開きます。オプションの gizmo:
引数が指定された場合、指定したノードが環境効果のギズモとなり、環境効果のギズモ リスト内でそのギズモが選択されます。
3ds Max 6 以上で editAtmosphere()
または editAtmospheric()
を引数なしで呼び出すと[環境] (Environment)ダイアログ ボックスが開きます。
システム グローバル変数:
numAtmospherics
この 3ds Max のシステム グローバル変数には、[環境と効果](Environment And Effects)ダイアログ ボックスの効果リスト上の環境効果の数が含まれます。この値は読み取り専用です。
その他多くの MAXWrapper オブジェクトとは異なり、環境効果をコピーすることはできません。