プロファイラ(Profiler)グラフ結果を解釈する

プロファイラ(Profiler)グラフでは、記録の開始と終了は、赤色の垂直線で示されます。さらに、グラフは暗いグレーの垂直線でセグメントに分割されます。これらのセパレータによって、セグメントの比較、セグメントが反復しているか類似しているかの評価、プロファイル内のセグメント数の照会ができます。

一般的なプロファイラ(Profiler)イベントの例については、「プロファイラ(Profiler)の解釈の例」を参照してください。各プロファイラ(Profiler)のカラーの意味については、「プロファイラ(Profiler)のカラー」を参照してください。

特定のセグメントを分離して検査するには

セグメント バー上の分離するセグメントをクリックします。分離されたセグメントがハイライト表示されますが、残りのグラフは暗く表示されたままです。セグメントを分離すると、そのセグメントのイベントのみが、プロファイラの下にある統計情報(イベントの総数など)で考慮されます。

コマンドを使用して、特定のセグメントを分離したり、既定のビューに戻ることもできます。詳細については、profilerTool コマンドの説明を参照してください。

特定のイベントを分離して検査するには

グラフ内の任意のイベントをクリックすると、次の情報が表示されます。

dbEvaluate - nucleus1 | Type: nucleus | Duration: 127.15ms [Avg:13.48ms] | CPU:31 | Thread: 5908

イベントを選択すると、イベントに関連付けられた DG (ディペンデンシー グラフ)ノードも選択されるため、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)アウトライナ(Outliner)ノード エディタ(Node Editor)に表示されます。このフィーチャは、1 つのイベントが選択されている場合にのみ適用されます。

イベント名と、関連付けられている DG ノードをコピーし、任意のテキスト エディタに貼り付けるには、[Ctrl]+[C]をクリックします。

注:

すべてのイベントに DG ノードが関連付けられているわけではありません。DG ノードが関連付けられているイベントのみでノードが選択され、アトリビュート エディタ(Attribute Editor)アウトライナ(Outliner)ノード エディタ(Node Editor)に表示されます。

複数のイベントを選択した場合、選択したすべてのイベントの合計のイベント時間が表示されます。プロファイラ(Profiler)で複数のイベントを選択したときは、関連付けられている DG ノードは選択されません。

保存されていたプロファイラ(Profiler)グラフをロードしたときにも、関連付けられている DG ノードは選択されません。

プロファイラの統計情報

各イベントに対して提供される統計情報(イベントの継続時間やスレッド ID など)の他にも、プロファイラ(Profiler)の下には、次の情報が表示されます。

非表示のイベントは、合計時間と合計イベント数に含まれません。セグメントが分離されている場合は、分離されたセグメントのイベントのみが、これらの統計情報に含まれます。分離されたイベントは非表示とみなされません。

関連項目