ジャンプ先: 概要. 戻り値. キーワード. 関連. フラグ. MEL 例.

概要

dgdirty [-allPlugs] [-clean] [-implicit] [-list string] [-propagation] [-showTiming] [-verbose]

dgdirty は、取り消し不可能、照会可能、および編集不可能です。

dgdirty コマンドは、ノードまたはプラグ上でディペンデンシー グラフのダーティ メッセージを強制するために使用します。評価の問題を検索するデバッグに使用します。ノードを指定しないと、現在のセレクション リストが使用されます。list フラグを使用すると、現在ダーティとマークされているデータのリストが返されます(clean フラグも使用した場合は、クリーンなデータも返されます)。返される値は、クリーン/ダーティな接続の両端にある、それ自身がダーティ/クリーンなプラグの名前です。ノード上のクリーン/ダーティなデータの場所を表すこともあります。このオプションを all フラグと一緒に使用するとリストが長くなる可能性があるため、注意してください。

戻り値

string[]プラグ リスト モードでは、ダーティ/クリーンなプラグのリストです。
string[]データ リスト モードでは、ダーティ/クリーンなデータを持つプラグのリストです。
string[]接続リスト モードでは、ダーティ/クリーンな接続プラグのペアです。
int通常モードでは、送信されたダーティ/クリーンなメッセージの数です。

照会モードでは、戻り値のタイプは照会されたフラグに基づきます。

キーワード

dg, dependency, graph, dirty, plug, state

関連

dbpeek, dgInfo, dgeval

フラグ

allPlugs, clean, implicit, list, propagation, showTiming, verbose
ロング ネーム(ショート ネーム) 引数タイプ プロパティ
-allPlugs(-a) createquery
選択したオブジェクトや指定したオブジェクトは無視され、すべてのプラグがダーティ(またはクリーン)になります。
-clean(-c) createquery
このフラグが設定されると、アトリビュートがクリーンになります。設定しない場合、アトリビュートはダーティに設定されます。
-implicit(-i) createquery
このフラグが設定されている場合は、暗黙のノードまたは既定のノードも処理できます。このフラグが設定されていない場合は、効率化のためにこれらのノードはスキップされます。
-list(-l) string createquery
このフラグが指定されていると、ダーティ/クリーンなメッセージを送信する代わりに現在ダーティ/クリーンなオブジェクトのリストが返されます。返される値をガイドして絞り込むには allPlugs および clean フラグを使用します。フラグの値は、何がレポートされるかを示します。
  • 「data」または「d」 = ダーティ/クリーンなデータを持つプラグを表示する
  • 「plug」または「p」 = ダーティ/クリーンな状態のプラグを表示する
  • 「connection」または「c」 = ダーティ/クリーンな状態の接続を持つプラグを表示する
  • このフラグを照会すると、このフラグの有効値をすべて特定できます。既に設定された値を指定してこのフラグを照会すると、この値の意味に関する説明を表示できます。
「p」および「c」モードは、接続を持つプラグ、または非標準の状態情報を持つプラグに限定されます。その他のアトリビュートには、データはありますが、チェックする状態情報がありません。配列アトリビュートの場合は、現在設定されている値を持つ子のみが考慮されます。使用可能な子のリストを更新するための評価は試行されません。たとえば、トランスフォーム T1、シェイプ S1 の DAG の場合、インスタンス化されたアトリビュート S1.wm[0] がレポートされます。スクリプトで 2 番目のインスタンス T2->S1 を作成し、すぐにプラグを再びリストしてから評価を行うと、引き続き S1.wm[0] のみが表示されます。新しい S1.wm[1] は、評価によって作成されるまではレポートされません。評価は通常、リフレッシュ、特定の getAttr コマンド、またはエディタの更新によって行われます。リストは、選択したノードのみに対応します。ダーティなメッセージが送信される場合とは異なり、下流には伝わりません。
-propagation(-p) createquery
このフラグが設定されている場合、グラフをフローするというダーティなメッセージの機能が有効なままになります。
-showTiming(-st) createquery
このフラグを使用すると、ダーティなメッセージの伝播に要する時間が表示されます。
-verbose(-v) createquery
ダーティに設定されているすべてのプラグが標準出力にプリントされます。

フラグはコマンドの作成モードで表示できます フラグはコマンドの編集モードで表示できます
フラグはコマンドの照会モードで表示できます コマンド内でフラグを複数回使用できます。

MEL 例


// Set everything in the entire scene dirty
//
dgdirty -allPlugs;
// Result: 123

dgdirty myNode;     // Dirty all plugs on "myNode"
// Result: 5        // 5 plugs were set dirty

dgdirty locator1;   // Dirty all plugs on "locator1"
// Result: 0        // 0 plugs were connected so no dirty message was sent

select myNode.tx;
dgdirty;            // Set myNode.tx dirty
// Result: 1


// Show the dirty elements in the node
dgdirty -list data
// Result: myNode.tx

// Show plugs with dirty state, if any
dgdirty -list plug
// Result: myNode.tx myNode.ty

// Show plugs with dirty connections, if any
dgdirty -list connection
// Result: myNode.ty

// Show the types of list parameters available
dgdirty -query -list
// Result: "d/data" "p/plug" "c/connection"

// Show the types of list parameters available with timing
dgdirty -query -list -showTiming
// Messages took 8 microseconds to process.
// Result: "d/data" "p/plug" "c/connection"