ルート解析の設定

ルート解析の設定により、モデル要素が移動経路に与える影響をコントロールします。移動経路の始端と終端間のモデル要素は、解析によって生成されるルートに影響します。

障害物

モデルに移動経路を配置すると、モデル要素は、そのジオメトリの一部が解析ゾーン内に含まれる場合に移動経路に対する障害物として機能します。既定では、次のモデル要素は無視されます。
  • ビュー内で非表示の要素。
  • 解体された要素。
  • ビューのアンダーレイ内で表示されている要素。
移動経路の解析中に無視するモデル カテゴリを追加します。ダイアログで、無視する追加のモデル カテゴリを有効にして、リストからその特定のカテゴリを選択します。
注: ネストされたファミリを使用する場合、ルート解析中に障害物としてそのファミリを無視するには、ホスト ファミリとネストされたファミリ カテゴリの両方を選択する必要があります。

解析ゾーン

移動経路が使用する解析ゾーンは、ビュー レベルからの上部オフセット値と下部オフセット値によって設定されます。モデル要素のジオメトリが解析ゾーンに含まれる場合、移動経路の障害物とみなされます。移動経路は、それらの障害物を避けるように生成されます。

一般的に、解析ゾーンの上部はビューの切断面の上に設定することをお勧めします(「ビュー範囲について」を参照してください)。解析ゾーンの上部が切断面より下にある場合、予期しない動作が発生することがあります。

注: 移動経路の解析ゾーン内に傾斜した壁や柱があると、ルートに影響します。別のビューで条件を表示するか、[障害物を一時表示]を使用して経路内の傾斜した要素を特定する必要があります。

次のセクションは、平面図ビューの解析ゾーン (下部 から上部 まで)を示しています。