VDF DLL は、Web サービス API が Autodesk.Connectivity.WebServices 名前空間で通貨クラスを使用している間、VDF.Vault.Currency の名前空間で有効な通貨クラスのセットを使用します。
VDF では、特定の Vault ワークフローのみが実装されているとは限りません。このため、VDF で用意されない機能について、クライアント アプリケーションは Web サービス API を使用する必要が生じる頻度が高くなります。つまり、アプリケーションでは、必要に応じて 2 つの形式の通貨クラス間で変換を実行する必要があります。
下のサンプル コードのように、ファイル プロキシ クラスから VDF ファイルの通貨型データに変換するには、クライアント アプリケーションで、ファイルの送信元の Vault とファイル プロキシ インスタンスとの接続を使用して、VDF ファイル通貨型オブジェクトを新たに作成するだけで済みます。これは、ほぼすべての VDF 通貨クラスの変換方法における典型的な例です。VDF 通貨クラスから Web サービスのプロキシ クラスに戻すための変換は、暗黙の型変換のみが必要となるため、よりシンプルです。
「VDF でファイルをダウンロードする」セクションのサンプル コードには、VDF と Web サービス API の両方を使用するアプリケーションで発生する可能性がある問題への対処方法が記載されています。以下にコピーされた行は、Web サービスの通貨クラス(サーバ プロキシ クラス)と VDF の通貨クラス間で変換を行うコードのサンプルです。