角度を取得する(CAL[ジオメトリック計算]コマンド)

ang 関数は、2 つの線分間の角度を返します。角度は、2D の場合は X 軸を基準に、3D の場合はユーザが指定した軸を基準に反時計回りで計測されます。

ang(v)

X 軸とベクトル v 間の角度を返します。ベクトル v は 2D とみなされ、現在の UCS の XY 平面に投影されます。

ang(p1,p2)

X 軸と p1 から p2 に向かう線分(p1、p2)間の角度を返します。各点は 2D とみなされ、現在の UCS の XY 平面に投影されます。

ang(apex,p1,p2)

2 つの線分(apex、p1)と(apex、p2)間の角度を返します。各点は 2D とみなされ、現在の UCS の XY 平面に投影されます。

ang(apex,p1,p2,p)

2 つの線分(apex、p1)と(apex、p2)間の角度を返します。線分は 3D とみなされます。最後のパラメータの点 p は、角度の方向を定義するために使用されます。角度は、apex から p に向かう軸を基準に、反時計回りに計測されます。

次に、角度が計測される例を示します。

次の例に示すように、ang 関数を使用して、三角形の 2 辺間の角度を求めることができます。

コマンド: cal

>> 式を入力: ang(end,end,end)

まず、角度の中心となる頂点を指定します。次に、2 辺のそれぞれの端点を指定します。