概要 - 外部参照操作のログを記録する

外部参照のアタッチ、アタッチ解除、再ロード中の各操作と、外部参照を含む図面をロードするときの処理の記録を保持できます。

システム変数 XREFCTL が 1 に設定されている場合にのみ、このログ ファイルが保持されます。 既定の設定は 0 です。

ログ ファイルは、現在の図面と同じ名前とファイル拡張子 .xlg を持つ通常の ASCII テキスト ファイルです。sample.dwg という図面をロードした場合、プログラムは、現在のフォルダで sample.xlg という名前のログ ファイルを検索します。このファイルが存在しない場合は、その名前で新しいファイルが作成されます。

図面のログ ファイルが作成されると、プログラムは、このファイルに追加の書き込みを続けます。ログ ファイルを開くたびに、タイトル セクションがログ ファイルに書き込まれます。ログ ファイルが大きくなりすぎた場合は、ファイルを削除してください。

外部参照ログ ファイルのタイトル セクションのサンプル

このタイトル セクションには、現在の図面の名前、日付と時刻、操作内容が含まれます。

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Drawing: detail
Date/Time: 09/28/99 10:45:20
Operation: Attach Xref
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外部参照のアタッチ解除または再ロードの各操作時に、影響を受けるすべての外部参照のネスト レベルがタイトル セクションの直後に含まれます。現在の図面内の外部参照セットの参照ツリーを表示するには、[アタッチ解除]または[再ロード]を使用して、ログ ファイル内の結果項目をチェックします。

ネストされた外部参照を示すログ ファイル項目のサンプル

次の例では、外部参照 ENTRY_DR に、2 つのネストされた外部参照である HARDWARE と PANELS が含まれています。 外部参照 HARDWARE と PANELS にもそれぞれ 2 つの外部参照が含まれています。

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Drawing: detail
Date/Time: 10/05/99 15:47:39
Operation: Reload Xref
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Reference tree for ENTRY_DR:
ENTRY_DR Xref
-HARDWARE Xref
--LOCKSET Xref
--HINGES Xref
-PANELS Xref
--UPPER Xref
--LOWER Xref

現在の図面に一時的に追加したそれぞれの外部参照に従属する名前の付いたオブジェクトと、発生したエラーについての項目がログ ファイルに書き込まれます。 大部分のエラー メッセージは、画面に表示されると同時にログ ファイルにも書き込まれます。

外部参照をアタッチした結果を示すログ ファイルのサンプル

次の例は、外部参照 STAIR を作業図面 test.dwg にアタッチしたときに生成される、ログ ファイル項目の一部を示しています。ログ ファイルには、影響を受ける定義テーブルと、追加した定義の名前が、ステータス メッセージとともに一覧表示されます。

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Drawing: test
Date/Time: 12/18/99 14:06:34
Operation: Attach Xref
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Attach Xref STAIR: ACADDWGSSTAIR.dwg
Searching in ACAD search path
Update block symbol table:
Appending symbol: STAIR|BOLT
Appending symbol: STAIR|BOLT-HALF
...
block update complete.
Update Ltype symbol table:
Appending symbol: STAIR|DASHED
Appending symbol: STAIR|CENTER
Appending symbol: STAIR|PHANTOM
Ltype update complete.
Update Layer symbol table:
Appending symbol: STAIR|STEEL-HIDDEN
Appending symbol: STAIR|OAK
...
Layer update complete.
STAIR loaded.