端子を使用するには

回路図端子の挿入、端子プロパティのコピー、端子間の関係の管理を行います。

[カタログ ブラウザ]から挿入する

1. [カタログ ブラウザ]が表示されていない場合は、 [回路図]タブ[コンポーネントを挿入]パネル[コンポーネントを挿入]ドロップダウン[カタログ ブラウザ]の順にクリックします。 検索
2. [端子]カテゴリ、または端子のあるカテゴリを選択します。
3. 検索基準を入力して、をクリックします。
4. [結果]ペイン内の行をクリックします。
5. 次のいずれかを実行します。
   • カタログ値に関連付けるシンボルのいずれかをクリックします。
   • [参照]をクリックして、ディスク上のシンボルを探します。選択したシンボルがこのカタログ値に自動的に関連付けられ、今後、挿入できるようになります。
   注: [結果]ペインで行をダブルクリックすると、既定のシンボルを挿入したり、カタログ値に関連付けられているシンボルのみを挿入することができます。
6. 図面上で挿入点を指定します。

   シンボルの向きが基準配線と一致します。基準配線がない場合は、選択した向きが挿入されます。シンボルを配線上に配置すると、配線は自動的にブレークされます。

7. コンポーネントに注釈を付けます。
8. [OK]をクリックします。

回路図端子を挿入する

1. [回路図]タブ[コンポーネントを挿入]パネル[コンポーネントを挿入]ドロップダウン[アイコン メニュー]の順にクリックします。 検索
2. [端子/コネクタ]ボタンをクリックします。
3. 挿入する端子シンボルを選択します。
4. 挿入点を指定します。
5. [端子シンボルの挿入/編集]ダイアログ ボックスで、端子番号、タグ ストリップ値、カタログ情報など(これ以外にもあり)、端子シンボルに情報を追加します。

カタログ値によってマルチレベル端子を定義する

1. 端子を挿入または編集します。
2. [詳細 >>]をクリックします。
3. [カタログ データ]リストで[カタログ参照]を選択し、マルチレベル端子を定義します。
4. [カタログ ブラウザ]ダイアログ ボックスのリストからマルチレベル タイプのカタログを検索して選択します。
   注: カタログ値は、端子プロパティ データベース テーブルの値にマッピングされます。端子プロパティにより、マルチレベルとして定義されます。
5. [OK]をクリックします。
注: [端子のプロパティ データベース エディタ]を使用して、端子台のプロパティ データベース テーブルを編集することができます。

端子台のプロパティによってマルチレベル端子を定義する

1. 端子を挿入または編集します。
2. [プロパティ/関連付けを変更]で[ブロックのプロパティ]をクリックします。
3. [端子台のプロパティ]ダイアログ ボックスで希望するレベルの数を入力します。
4. 各レベルの端子台のプロパティを入力します。
5. [OK]をクリックします。

   [プロパティ/関連付け]リストに、端子台のレベル数とプロパティが表示されます。

6. [端子シンボルを挿入/編集]ダイアログ ボックスで、[OK]をクリックします。

端子台のプロパティをコピー

1. [回路図]タブ[コンポーネントを編集]パネル[端子台のプロパティをコピー]の順にクリックします。 検索
2. プロパティのコピー元となるマスター端子を選択します。
3. プロパティを適用する端子を選択します。
4. [Enter]を押します。

注: 端子プロパティの適用によってレベル数が減少し、関連付けされた回路図の端子シンボルの数が許可数を超えた場合は、警告が表示され、プロパティはコピーされません。

同じ図面に端子を関連付ける

[端子を関連付け]ツールは、複数の端子シンボルを関連付けるために使用します。回路図端子を関連付けると端子が結合し、端子台プロパティの定義が単一になります。結合できる回路図端子の数は、端子台プロパティで定義されたレベル数に制限されます。

パネル端子を関連付けると、特定のパネル機器シンボルが回路図の端子台プロパティ定義を表すように定義できるようになります。

1. [回路図]タブ[コンポーネントを編集]パネル[端子を関連付け]の順にクリックします。 検索
2. マスターとして使用する端子シンボルを選択します。これはすべての端子プロパティ定義の基準として使用されます。
   注: 端子シンボルで端子台プロパティが定義されている必要があります。端子台プロパティを定義するには、シンボルを右クリックして[コンポーネントを編集]を選択します。[端子シンボルを挿入/編集]ダイアログ ボックスで、[ブロックのプロパティ]をクリックします。
3. マスター端子の関連付けに追加する追加端子シンボルを選択します。
4. [Enter]を押して端子を関連付けます。

   カタログ データ、端子台プロパティ、タグ ストリップ値、装置コード、ロケーション コードはマスターの端子からコピーされ、関連付けされた端子に追加されます。

注: 選択した端子の数が端子台プロパティで定義された合計レベル数を超えた場合は警告が表示され、超えた分の端子は関連付けに追加されません。

ヒント

• このツールは同じ図面の端子シンボルにのみ使用できます。
• マスターの端子が既に別の関連付けの一部になっている場合は、既存の関連付けが保持され、新しく選択した端子シンボルがその関連付けに加わります。
• 選択した端子が自身の関連付けの一部になっている場合、端子は関連付けから削除され、選択したマスター端子との新たな関連付けに追加されます。
• 端子台エディタを使用して図面に配置された端子は、このツールを使用して関連付けに追加することはできません。

図面全体に端子を関連付ける

1. 端子を挿入または編集します。
2. [端子シンボルを挿入/編集]ダイアログ ボックスで、[プロパティ/関連付けを変更]リストの[追加/変更]を選択します。
3. [関連付けを追加/変更]ダイアログ ボックスの[関連付けを選択]: [端子台]ツリーで、アクティブな端子に関連付ける端子を選択します。
4. [関連付けを選択]グリッドで、アクティブな端子を配置するレベルを選択します。
5. [関連付け]をクリックします。
6. [OK]をクリックして、[関連付けを追加/変更]ダイアログ ボックスを閉じます。
7. [OK]をクリックして、[端子シンボルを挿入/編集]ダイアログ ボックスを閉じます。

端子の関連付けを表示

[端子の関連付けを表示]ツールは、選択した端子の現在の関連付けを表示するために使用します。AutoCAD Electrical ツールセット は、関連付けされた端子同士を結ぶ線を一時的に描画します。次に[再作図]を実行すると線の表示が消えます。

1. [回路図]タブ[コンポーネントを編集]パネル[端子の関連付けを表示]の順にクリックします。 検索
2. 関連付けを表示する端子を選択します。

   選択した端子に関連付けられている端子同士に赤い破線が描画されます。関連付けられている端子のリストもコマンド プロンプトに表示されます。

端子の関連付けを解除

[端子の関連付けを解除]ツールは、端子シンボルを既存の関連付けから分離するために使用します。回路図の端子はすべての多層関係と回路図 - パネルの関係から削除されます。パネル端子はすべての回路図 - パネルの関係から削除されます。

注: 既存の端子の関連付けのプロパティは、各シンボルで保持されます。

1. [回路図]タブ[コンポーネントを編集]パネル[端子の関連付けを解除]の順にクリックします。 検索
2. 関連付けから削除する端子を選択します。関連付けを解除する各端子でこの作業を繰り返します。
3. [Enter]を押します。