REM プリミティブ オブジェクトを定義する

ラスター図形を編集または移動する必要がある場合、いつでもREM プリミティブ オブジェクト(線分、円弧、または円)を定義できます。

たとえば、区画地図の敷地境界線を移動する必要があるとします。このような場合、境界線をプリミティブ オブジェクトとして選択し、AutoCAD の MOVE[移動]コマンドを使用して新しい位置にその境界線を移動できます。

注: MOVE[移動]などの AutoCAD コマンドを使用した場合、プリミティブ オブジェクトは元のイメージと異なったものになります。元のラスター データは、AutoCAD Raster Design toolset によってソース イメージから削除されます。詳細は、REM オブジェクトのイメージとの関連付けを参照してください。
3 つのプリミティブ オブジェクトである線分、円弧、円が定義できます。以下の 2 つの方法も使用できます。

REM プリミティブが既存のラスター図形と交差して定義されている場合、そのプリミティブ オブジェクトを MOVE コマンドで移動しても、その交差部分は保持されます。

ここをクリックすると、REM 線分プリミティブとして定義されている敷地境界線(赤)を確認できます。

注: プリミティブ オブジェクトから一部のデータを除去することはできません。
グリップの動作は、定義したプリミティブ オブジェクトによって異なります。