練習 V3: ラスター ポリラインを 3D ポリラインに変換する

この練習では、選択されたラスターのパスを自動的にフォローする[フォロー]コマンドを使用して作業する方法を学びます。

閉じた境界も開いたパスも、両方ともポリラインとして形成することができます。AutoCAD Raster Design toolsetは、選択されたラスター パスを自動的にフォローし、決定点に到達すると停止して入力を待ちます。決定点は、一般的に交点、終点、または複雑なジオメトリ部分です。

関連する練習

この練習を行う前に、AutoCAD Raster Design toolsetのオプションが「練習 A1: AutoCAD Raster Design オプションを設定する」と「練習 V1: オプションを設定し、基本ベクトル オブジェクトを作成する」で説明したとおりに設定されていることを確認します。.

練習

  1. ..\Program Files\Autodesk\ApplicationPlugins\RasterDesign2023.Bundle\Contents\Tutorials¥Tutorial6 フォルダの図面ファイル VTools_04.dwg を開きます。
  2. [Raster Design]クイック バーが表示されていることを確認します。表示されていない場合は、コマンド プロンプトに対して iqbar と入力します。
  3. [Raster Design]クイック バー[ラスター交点で停止]ボタン をオフにします。アウトラインが描かれていない場合はオフにされます。

    ラスター ポリラインを変換する

  4. 新しいポリラインを作成するには、リボンの[ラスター ツール]タブ [ベクトル化と文字認識]パネル [フォロー]ドロップダウン メニュー [ポリライン フォロー] をクリックします。
  5. 行き止まりの境界線上の 1 点を指定します。
  6. [Enter]を 2 回押します。1 回目でポリラインが描かれ、2 回目で新規ベクトルの背後のラスターが削除されます。

    閉じたラスター ポリラインを変換する

  7. [Raster Design]クイック バーで、[ラスター交点で停止]を選択します。

    このオプションによって、新しいベクトル図形が交点に到達するとき、それを方向づけることができます。

  8. 新しいポリラインを作成するには、リボンの[ラスター ツール]タブ [ベクトル化と文字認識]パネル [フォロー]ドロップダウン メニュー [ポリライン フォロー] をクリックします。
  9. 区域(7)と(8)の間の区画線上の 1 点をクリックします。
  10. フォローが区画線の端点に到達したら、d と入力します。次に、区画(8)の周囲をトレースしていくので、区画(8)の左側境界線上の 1 点をクリックします。

    通常、[方向]オプションは決定点で使用します。

  11. フォローが区画(8)の左側境界線と点線区画線の交点に到達したら、d と入力します。次に点線区画線上の始点に近い 1 点をクリックし、区画(8)の周囲を引き続きトレースします。
  12. フォローが行き止まりの境界線に到着したら、v と入力します。次に、この行き止まりの境界線をクリックし、フォローするベクトル線としてこの境界線を指定します。

    [ベクトル(V)]オプションを使用すると、線分や境界線が重なっていてもベクトル ポリラインのフォローを続けることができます。

  13. プロンプトが表示されたら、曲線ポリラインの始点と終点を選択します。始点には上側の頂点を、終点には下側の頂点を指定し、ポリゴンを閉じます。

    これらの点により、フォローするベクトル ポリラインの方向と長さが指定されます。これらの点の選択では、AutoCAD の端点オブジェクト スナップがオンになります。

  14. c と入力して、新しいポリラインを閉じます。
  15. [Enter]を押して、新しいベクトルの背後のラスターを削除し、コマンドを終了します。

    区画(8)の区画線が 1 本のポリラインに変換されます。

  16. 変更を保存せずに図面を閉じます。