練習 P11: 地図のイメージをマスクする

この練習では、[マスク]を使用して、ラスター データを削除せずに地図イメージの一部を表示から除去します。

マスクを使用すると、マスク境界の内側にあるイメージ部分を表示し、完全にマスク境界の外側にあるイメージを非表示またはロード解除することができます。

クロップや消しゴムとは違って、マスクしてもイメージは永久的には変更されません。マスクをオフにすると、イメージ全体を再び表示できます。

このレッスンでは、2 つの地形図のイメージに対してマスクを作成します。これらの地形図は、土地の未開発区域の図面に挿入されています。しかし、地形図に表示されている領域は、区域に対する領域に比べて大きすぎます。そこで、区域に無関係なイメージ領域をマスクします。

関連する練習

この練習を行う前に、AutoCAD Raster Design toolsetのオプションが「練習 A1: AutoCAD Raster Design Toolsetのオプションを設定する」で説明したとおりに設定されていることを確認します。

練習

  1. ..\Program Files\Autodesk\ApplicationPlugins\RasterDesign2023.Bundle\Contents\Tutorials¥Tutorial5 フォルダの図面ファイル Map_11.dwg を開きます。

    イメージ マスク オプションを選択する

  2. [イメージ マスク作成]ダイアログ ボックスを表示するには、リボンの[ラスター ツール]タブ [管理と表示]パネル(展開時) [マスクを作成] をクリックします。
  3. [イメージ マスク作成]ダイアログ ボックスで、イメージ マスク オプションを次のように設定します。
    • [マスク有効]チェック ボックスをオンにする。
    • [イメージ マスクの範囲外のイメージ]領域で、[イメージを非表示]を選択する。
    • [イメージ フレームを表示]チェック ボックスをオンにする。
  4. [長方形]をクリックします。
  5. 未開発区域とそれに隣接する造成地を囲むように長方形を描きます。

    AutoCAD Raster Design toolsetによって長方形の外側のイメージ領域がマスクされます。

    イメージ マスクのオン/オフを切り替える

  6. マスク境界、すなわち作成した長方形を選択します。

    マスク境界は AutoCAD オブジェクトなので、移動、ストレッチ、尺度変更、削除することができます。自由にマスク範囲を修正してください。任意の側が沿って中点を移動させる場合は、より多くの中点がポリゴンに追加されることに注意してください。

  7. 右クリックし、ショートカット メニューから[マスク有効]を選択して、イメージ マスクをオフにします。

    AutoCAD Raster Design toolsetによって元のイメージが表示されますが、マスクの境界も表示されたままです。すべてのイメージが表示されている状態で、選択しマスク境界を修正することができます。

  8. マスク境界を選択し、右クリックして[マスク有効]を選択し、イメージ マスクをオンにします。

    マスク境界の外側の領域が非表示になります。

  9. 変更を保存せずに図面を閉じます。