練習 R3: 表を認識する

この練習では、図面内にある表の中の文字をラスター文字から AutoCAD の文字に変更します。

通常、次の手順に従います:

関連する練習

この練習を行う前に、AutoCAD Raster Design toolsetのオプションが「練習 練習 A1: AutoCAD Raster Design Toolsetのオプションを設定する」で説明したとおりに設定されていることを確認します。

練習

  1. ..\Program Files\Autodesk\ApplicationPlugins\RasterDesign2023.Bundle\Contents\Tutorials¥Tutorial9 フォルダの図面ファイル textrec_02.dwg を開きます。

    挿入するイメージを選択する

  2. [イメージを挿入]ダイアログ ボックスを表示するには、リボンの[ラスター ツール]タブ [挿入と書き出し]パネル [挿入] をクリックします。
  3. [イメージを挿入]ダイアログ ボックスの[ファイルの種類]リストで、[すべてのイメージ ファイル]を選択します。
  4. 必要に応じて、..\Program Files\Autodesk\ApplicationPlugins\RasterDesign2023.Bundle\Contents\Tutorials¥Tutorial9 フォルダに移動します。イメージ ファイル text_rec_table.tif を選択します。
  5. [挿入オプション]領域で、[クイック挿入][イメージをズーム]をクリックします。[開く]をクリックします。

    イメージが挿入されます。

    表の中のラスター文字を AutoCAD の 1 行文字に変換する

  6. [文字認識設定]ダイアログ ボックスを表示するには、リボンの[ラスター ツール]タブ [ベクトル化と文字認識]パネル [OCR]ドロップダウン メニュー [光学文字認識(OCR)設定] をクリックします。
  7. [文字認識設定]ダイアログ ボックスの[入力]領域で、次のように設定します。
    • [選択形状][長方形]にする。
    • [ディクショナリ]の[スペル チェック]を選択する。
    • [スペル チェック言語]リストで[英語]を選択する。
    • [ディクショナリ]の[AutoCAD カスタム]を選択する。
    • [言語文字セット]をクリックし、[英語]チェック ボックスをオンにする。
    • [認識]領域で、[大文字][数字][句読点][その他]のチェック ボックスをオンにする。
  8. [AutoCAD 出力]で、次のように設定します。
    • [出力タイプ][1 行文字]にする。
    • [文字高さ][文字スタイルの高さ]にする。
    • [AutoCAD 文字スタイル][表内の文字列]にする。
    • [削除方法][消しゴム]にする。
  9. [確認表示]領域のすべてのチェック ボックスをオフにします。
  10. [OK]をクリックします。
  11. リボンの[ラスター ツール]タブ [ベクトル化と文字認識]パネル [OCR]ドロップダウン メニュー [表を認識] をクリックします。
  12. 表部分の左上コーナーをクリックし、[Enter]を押して角度を 0 に設定します。次に右下コーナーをクリックして、表を囲む長方形を描きます。
  13. [表を確認]ウィンドウが開きます。表示パネル(上側のパネル)にはオリジナルのラスター文字が表示され、編集パネル(下側のパネル)には、認識エンジンの出力結果が表示されます。

    次のサンプルは、[表を認識]コマンドの典型的な結果を示しています。

  14. [表を確認]ウィンドウの編集パネルで結果を調べます。このサンプルでは、最初の列の $ 文字を数字の 8 に変更し、単語 INCH の文字間隔を変更します。
    重要: 認識エンジンは 100% 正確ではないため、編集パネルの結果を注意深く確認し、ハイライト表示された部分だけでなく、必要な変更をすべて行うことが重要です。
  15. [OK]をクリックして表を AutoCAD の 1 行文字として図面に挿入した後、[Esc]を押してコマンドを終了します。

    必要な場合は、標準の AutoCAD コマンドを使用して、文字を移動したり編集することができます。

  16. 変更を保存せずに図面を閉じます。