既知の制限事項およびトラブルシューティング - 自然流下式ネットワークの解析

[自然流下式ネットワークの解析]コマンドで問題が発生した場合は、次のリストを参照してください。また、「概要 - 自然流下式パイプ ネットワークの分析およびサイズ変更」を併せて参照し、「ワークフローの前提条件」セクションに列挙されている前提条件が満たされていることを確認してください。

コンクリート パイプのマニング係数(n)を設定する場合の問題

古いテンプレートから作成した図面内のパーツ リストには、設定可能なマニング係数(n)が使用されていないコンクリート パイプ パーツが含まれることがあります。このようなパーツが含まれていると、パイプ ネットワークで[自然流下式ネットワークの解析]コマンドを実行する際に問題が発生する場合があります。

たとえば、このようなパイプ ネットワークで[自然流下式ネットワークの解析]コマンドを実行しようとすると、マニング係数(n)が[ネットワークの詳細]ページで無効な数値に設定される場合がありますが、マニング係数(n)の値を変更しても、この変更は適用されません。

この問題を解決するには、次の手順を実行します。

  1. パイプ ネットワークが含まれている図面を開きます。
  2. [ツールスペース]の[設定]タブで、[パイプ ネットワーク] [パーツ リスト]を展開します。
  3. 影響を受けるパイプ ネットワークで使用するパーツ リストを右クリックして [編集]を選択します。
  4. [ネットワーク パーツ リスト]ダイアログ ボックスの[パイプ]タブをクリックします。
  5. [コンクリート パイプ]パーツ ファミリを展開します。
  6. それぞれを右クリックして [削除]を選択し、既存のコンクリート パイプのサイズを削除します。
  7. 右クリックして[コンクリート パイプ] [パーツ サイズを追加]を選択し、パーツ リストにコンクリート パイプのサイズを追加します。
  8. パーツ リストにコンクリート パーツのみが含まれている場合は、パーツ リストに別のパーツ ファミリを追加し、それに単一のパーツ サイズを追加します。コンクリート パーツを一時的にこのパーツにスワップしてから、それらをコンクリート パーツに戻すことができます。この一時的なパーツ ファミリは、パーツのスワップ後に削除できます。
  9. パーツ リストを保存します。
  10. 図面内で、既存のコンクリート パイプを選択します。
  11. 右クリックして [パーツをスワップ]を選択します。
  12. パーツ タイプがコンクリートではないパーツを選択して、[OK]をクリックします。
  13. パイプをもう一度選択します。右クリックして [パーツをスワップ]を選択します。
  14. コンクリート パーツ タイプを選択し、[OK]をクリックします。
  15. 図面内の各コンクリート パイプで手順 10 ~ 14 を繰り返します。
  16. パーツ リストを編集します。上記の手順 8 で一時的なパーツ ファミリを追加した場合は、削除します。