注釈キーのコード リファレンス

注釈キーのコード プロパティでは、どの未処理注釈を注釈キーと照合するかを指定します。

注釈キーは、コードと、一式の追加プロパティで構成されます。コードが一致すると、注釈キーに指定されている他のプロパティが、ポイントの作成時にポイントに適用されます。

次に挙げるのは、注釈キーのコード サンプルです。

注釈キーのコードには、単純な文字列を指定することも、注釈キーの一致範囲を広げるためにアスタリスク(*)などのワイルド カード文字を使用することもできます。

たとえば、すべての水準点ポイントについて未処理注釈の先頭が BM になっている場合を考えます(BM-1、BM-2 など)。Autodesk Civil 3D で水準点ポイントを図面に追加するときに、すべて同じポイント スタイル、ポイント ラベル スタイル、および注釈でポイントを作成したいとします。これを実行するには、BM* というコードを持つ注釈キーを作成することができます。アスタリスクは、このコードが、BM で始まるすべての未処理注釈と一致することを意味しています。こうすれば、未処理注釈が BM で始まるすべてのポイントが、その注釈キーで指定されたプロパティを使用して作成されます。

次の表に、注釈キーのコードで使用できるワイルド カード文字を掲載します。

文字

注釈キーのコード内での機能

#(シャープ記号)

任意の数字 1 桁に一致します。

@(アット記号)

任意の英文字に一致します。

. (ピリオド)

任意の非英数字に一致します。

*(アスタリスク)

任意の文字列に一致し、検索文字列内の任意の位置で使用できます。

? (疑問符)

任意の 1 文字に一致します。たとえば、?BC は、ABC や 3BC に一致します。

~(チルダ記号)

そのパターン以外のすべての文字列に一致します。たとえば、~*AB* は、AB を含まないすべての文字列に一致します。

[...](角かっこ)

かっこ内の任意の 1 文字に一致します。たとえば、[AB]C は、AC と BC に一致します。

[~...]

かっこ内に含まれていない任意の文字に一致します。たとえば、[~AB]C は、XC に一致しますが、AC には一致しません。

-(ハイフン)

角かっこ内で、単一文字の範囲を指定します。たとえば、[A-G]C は、AC、BC、…、GC に一致しますが、HC には一致しません。

'(一重引用符)

次の文字を、その文字そのものとして解釈します。たとえば、'*AB は、*AB に一致します。

次の表に、よく使用されるワイルド カード文字を含む注釈キーのコードの例を掲載します。

注釈キーのコード

機能

T#

T の後に 1 桁の数字が続く注釈に一致します。たとえば、T1、T2、…、T9 です。

STA#

STA の後に 1 桁の数字が続く注釈に一致します。たとえば、STA1、STA2、…、STA9 です。しかし、STA という注釈には一致しません。STA の後に数字が続いていないからです。

T##

T の後に 2 桁の数字が続く注釈に一致します。たとえば、T01 ~ T99 です。

1@

1 の後に 1 文字の英字が続く注釈に一致します。たとえば、1A、1B、1C などです。しかし、1 という注釈には一致しません。1 の後に英字が続いていないからです。

T.

T の後に英数字以外の 1 文字が続く注釈に一致します。たとえば、T- や T+ です。

T*

T の後に任意の数の文字が続く注釈に一致します。たとえば、T1、TOPO、T-2、TREE などです。

注: 注釈キーの照合では大文字と小文字が区別されます。したがって、同じアルファベットでも大文字と小文字は別の文字とみなされます。たとえば、“TREE” という未処理注釈は、“TREE” という注釈キー コードとは一致しますが、“Tree” や “tree” とは一致しません。