ワークフロー: Storm and Sanitary Analysis で集水域モデルを解析、編集するには

Autodesk Civil 3D モデルを Autodesk Storm and Sanitary Analysis に書き出した後に、このワークフローを使用します。

Storm and Sanitary Analysis で[プロジェクト オプション]ノードをダブルクリックし、必要なプロジェクト オプションを設定する。

『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 175 ページ、「Project Options」を参照してください。

  1. Hydrology Method を指定します。既定では、Autodesk Civil 3D から最初に読み込んだときは、Rational 法に設定されています。

    『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 178 ページ、「Hydrology Runoff Specification」を参照してください。

  2. Time of Concentration の計算方法を指定します。
  3. Link Routing Method を指定します。流体力学的ルーティングは、Rational Methods に影響を与えます。

    『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 186 ページ、「Hydraulic Routing Specifications」を参照してください。

プロジェクトの降雨オプションを設定する (Rational の場合は IDF Curve、他の方法の場合は Rain Gage)。

  • IDF 曲線を設定します(Rational 法の場合)。

    『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 418 ページ、「IDF Curves」を参照してください。

  • または
  • プロジェクトの雨量計を設定します(他の方法の場合)。

    『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 46 ページ「Defining a Rain Gage」、および 408 ページ「Rain Gage」を参照してください。

必要な解析オプションを設定する

『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 69 ページ、「Analysis Options」を参照してください。

  1. [General]タブで、[End Analysis On]の値を変更して、解析期間を定義します。降雨期間とどのようなサーフェス ルーティングもカバーできるように、十分な解析期間を選択してください。

    『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の70-71 ページ、「Time Steps」および「Dates」を参照してください。

  2. [Storm Selection]タブで、必要に応じて風雨解析オプションを選択します。たとえば、上記の手順 7 で雨量計に対して複数の風雨イベントを設定した場合は、[Multiple Storm Analysis]を選択し、それぞれに出力ファイル名を指定することができます。

    『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 76 ページ、「Storm Selection」を参照してください。

Subbasin をリファインする

TR-55 または TR-20 Hydrology Method を使用する場合は、Subbasin のプロパティをチェックし、すべての Subbasin の土壌グループの曲線番号を設定します。

『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 347 ページ、「SCS TR-55 Curve Numbers」を参照してください。

集排水口をリファインする

[Inlets]ダイアログ ボックスで[Road & Gutter Specifications and Grates]の設定を調節する必要があるかもしれません。

  • [Roadway and Gutter Specifications]領域の設定は、溝の広がりの決定に役立ちます。
  • [Grate Clogging Factor]と[Roadway/Gutter]バイパス リンクは、集排水口で捕えられない水を、次の集排水口に導きます。
  • [Combination Inlet Specifications]領域の設定は、集排水口の種類に応じて変化します。

『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 249 ページ、「Inlets Dialog Box」を参照してください。

解析を実行する

[Run Analysis]ボタンをクリックします。

『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 83 ページ、「Performing an Analysis」を参照してください。

解析結果を表示する

  • Profile Plots を作成します。

    『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 133 ページ、「Profile Plots」を参照してください。

  • Time Series Plots を作成します。

    『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 148 ページ、「Time Series Plots」を参照してください。

それぞれの Subbasin の Subbasin Properties をチェックし、ピーク時の流出を確認する

ピーク時の流出は、[Physical Properties]タブの[Analysis Summary]領域に表示されます。

『Storm and Sanitary Analysis User's Guide』の 345 ページ、「Analysis Summary Section」を参照してください。