シートメタルパーツのコーナー継ぎ目の概要

コーナー継ぎ目は、手動で適用することも、他のフィーチャの作成中に自動的に作成されるようにすることも可能です。

どのコーナー継ぎ目にも、継ぎ目に沿って面が交わる方法(距離と位置)と、フラットパターンに曲げのレリーフを作成する方法を定義するオプションがあります。これらのオプションの既定値は、シートメタル規則の既定の設定によって決まりますが、コーナーごとに値を変更することもできます。

コーナーフィーチャが自動的に作成されるのは、シートメタルの面の隣接するエッジに同一のパラメータを使用して 2 つのフランジフィーチャを作成したときです。

1 つのフランジフィーチャまたはコンターフランジフィーチャにコーナーが複数作成されることもあります。

コーナー継ぎ目のギャップ

コーナー継ぎ目のギャップを作成および計測するには、次の 2 つの方法があります。

面とエッジによる方法: フランジからの計測値に基づいて継ぎ目のギャップを適用します。[コーナー継ぎ目]を使用して適用されたコーナー継ぎ目に対してのみ有効です。Inventor の 2008 より前のリリースによって作成されたコーナー継ぎ目には、この方法だけが使用されていました。フランジフィーチャまたはコンターフランジフィーチャでは、この方法は使用されません。
ギャップの最大距離による方法: ユーザが計測可能な継ぎ目のギャップを適用します。この方法では、指定されたギャップ距離の値と同じ厚さの検査ゲージを、コーナーのエッジと面の間に沿ってスライドさせます。直角以外(90 度より大きいまたは小さい角度)のコーナーに対して最も便利な方法です。フランジフィーチャまたはコンターフランジフィーチャによって自動的に作成されるコーナーでは、この方法だけが使用されます。パーツのギャップを拡大した次の図に示すように、ギャップをより細かく指定することができます。

[コーナー継ぎ目]を使用して 3 曲げコーナーを作成することができます。[自動マイタ]を使用することもできます。通常、[フランジ]ダイアログまたは[コンターフランジ]ダイアログの[コーナー]タブを使用している場合は、[自動マイタ]を使用して 3 曲げコーナーを作成します。

また、交差しない 2 つのフランジから手動で作成することもできます(一方のフランジは通常、オフセットされたフランジです)。

フラットパターンを作成すると、フィーチャの[コーナー]タブで指定したコーナーレリーフのタイプと半径のサイズが適用されます。ただし、曲げモデルには表示されません。