文字をスタック、書式設定、およびプロパティを使用する方法を説明します。
テキストの内容、属性、およびプロパティは、[文字書式]ダイアログ ボックスで設定および編集します。[文字書式]ダイアログ ボックスを使用して、次のことを行います。
現在の図面に関して、文字が置かれている画層を変更することができます。[注釈]タブの[形式]パネルで、矢印をクリックして画層一覧を表示し、画層名を選択します。
図面の文字は、水平の分数の線、斜めの分数の線、公差という、3 つの異なる形式でスタックすることができます。
文字のスタック機能は、次のタイプの図面注記で使用できます。
手動スタック
文字をスタックするには、文字フィールドに有効なスタック シーケンスを入力します。有効なスタック シーケンスは、1 つか 2 つの文字列と、有効なスタック トリガで構成されます。次に、シーケンスを選択し、右クリックして[スタック]を選択します。
スタック トリガ: / (スラッシュ)、# (数字記号)、^ (曲折アクセント記号)。
中立文字: スペース、改行、タブ。
スタックした数字の正しい形式: 1/2 (水平の分数線)、1#2 (斜めの分数線)、1^2 (公差スタック)、^2 (下付き文字)、2^ (上付き文字)。
正しいスタックの形式の例: 左側の列は、[文字書式]ダイアログ ボックスに表示される文字を示します。スタックされる文字列はグレーで示されています。右側の列は、(スタックの適用後に)最終的に図面に表示される文字の外観を示します。 |
自動スタック
文字フィールドに分数の数字(有効なスタックのトリガを伴う)を入力し、その後に中立文字を入力すると、既定では[自動スタック プロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。オプションを設定し、ダイアログ ボックスの[OK]をクリックすると、選択した自動スタック オプションに応じて文字がスタックされます。
自動スタックは、[文字書式]、[寸法編集]、[曲げ注記を編集]、[パンチ穴の注記を編集]、[穴注記を編集]、[面取りの注記を編集]、[ねじ注記を編集]の各ダイアログ ボックスで使用できます。
Autodesk Inventor には、図面ビューをドキュメント化するためのさまざまな文字スタイルが用意されています。文字スタイルを使用して、次のことができます。
[文字スタイル]で、図面で使用する文字スタイルのプロパティを定義できます。既定の文字スタイルのいずれかを選択するか、ユーザ固有のスタイルを作成できます。文字スタイルを定義するオプションには次のものがあります。
図面に文字を作成した後、その文字を編集して、文字の内容、属性、および回転を変更できます。
文字オブジェクトの境界領域の周りに、引出線とハッチングがクリップされます。線またはハッチングのクリップが自動的に更新されない場合、図面ビューを選択し、クイック アクセス ツールバーで[更新] をクリックします。または、図面注記を編集または移動して表示を更新します。
[文字書式]ダイアログ ボックスで[物理プロパティ - モデル]プロパティ タイプを選択し、モデルのマス、密度、体積、面積をテキストに追加できます。
物理プロパティに表示された値が N/A の場合、そのモデルの物理プロパティは古くなっています。モデルを更新するには、[マス プロパティを更新]コマンドを使用します。
注:
ヒント:
[文字書式]ダイアログ ボックスを使用して、シート メタルの iPropertiy を図面テキストに挿入します。[タイプ]一覧から[シート メタル プロパティ]を選択します。その後、[プロパティ]一覧から、挿入するプロパティを選択します。
[シート メタル プロパティ]には次の iProperty が含まれます。
モデルにユーザ パラメータが含まれている場合、図面内のテキストにそれらのパラメータを追加できます。
ユーザ パラメータをテキストに追加するには、[文字書式]ダイアログ ボックスの[コンポーネント リスト]からソース モデルを選択します。次に、[ソース]リストから[ユーザ パラメータ]を選択し、[パラメータ]リストからユーザ パラメータを選択します。[パラメータを追加]をクリックして、パラメータを編集フィールドに挿入します。