ブレンドの減衰(Blend falloff)アトリビュート

ブレンドの減衰(Blend falloff)アトリビュート エディタ ウィジェットには、さまざまな減衰エフェクトを追加し、これらを結合して、複雑な結果を作成できるテーブルが配置されています。

波デフォーマでブレンドされる 2 つのプリミティブの減衰

ブレンドの減衰(Blend Falloff)アトリビュート エディタ ウィジェットにアクセスするには

コンポーネント タグをコンポーネントにアタッチする方法については、「コンポーネント タグを使用してデフォーマの減衰を作成する」を参照してください。

新しい割り当てを追加(Add New assignment) 割り当てを除去(Remove assignment) 上へ移動(Move Up) 、および下へ移動(Move Down) アイコンを使用して、テーブル内の減衰エフェクトを整理します。

行を右クリックして、新しい減衰を追加するか、既存の減衰を割り当てます。

ベース ウェイト(Base Weight)
全体的なブレンド エフェクトのベース ウェイトを設定します。既定は 100 です。各頂点の値は、この設定によって定義されます。
ブレンド ウェイト(Blend Weight)テーブル
減衰エフェクトを整理してブレンドするには、ブレンド ウェイト テーブルを使用します。
Idx
ブレンド配列内の減衰インデックス(配置)。減衰の順序を並べ替えるには、上へ移動(Move Up) アイコン、および下へ移動(Move Down) アイコンを使用します。
名前(Name)
ブレンドするデフォーマの減衰エフェクトの名前。
ウェイト(Weight)
デフォーマの減衰エフェクトのウェイト値。
ウェイト(Weight)フィールドを右クリックすると、キーの設定やウェイトのロックを実行できるほか、新しいエクスプレッションやテクスチャを作成することもできます。
新規エクスプレッションの作成...(Create New Expression...)
エクスプレッション エディタ(Expression Editor)を開きます。
キーの設定(Set Key)
減衰のウェイト(Weight)値にキーを設定します。
ウェイト(Weight)アトリビュートにキーが設定されている場合、キーが設定されているフレームでは、ウェイト(Weight)フィールドが明るい赤になり、値にキーが設定されている場合は光沢のない赤になります。
キーを設定したら、ウェイト(Weight)フィールドを右クリックし、接続の解除(Break Connection)を選択して、キーおよびアトリビュートへのすべての接続を削除します。
新規テクスチャの作成...(Create New Texture...)
レンダー ノードの作成(Create Render Node)ウィンドウを開きます。
アトリビュートのロック(Lock Attribute)
ウェイト(Weight)値をロックします。ロックされたアトリビュートはグレーのバックグラウンドで表示されます。

ロック解除するには、右クリックして、アトリビュートのロック解除(Unlock Attribute)を選択します。

モード(Mode)
ブレンドの適用方法を記述するモード。詳細については、以下の「ブレンド モード」を参照してください。

ブレンド モード(Blend Mode)

各頂点の値は、ベース ウェイト(Base Weight)で定義されます。既定値は 1.0 です。

各頂点の減衰の値に応じて、以前に計算されたすべての値が変更されます。たとえば、これまでに計算した値が A で、減衰に対して計算された値が B の場合、新しい結果はA、(A*B)、(A/B)、(A+B)、(A-B)、B、または max(A,B) のいずれかのモードになります。

注: ブレンド モード テーブルでは、減衰値は上から下に評価されます。
デフォーマの減衰エフェクトをブレンドする方法を選択します。
名前(Name) 動作
操作なし(No Operation)

変更を加えないで、ベース ウェイト(Base Weight)の値(B)を適用します。減衰は無視され、減衰が接続されていない場合と同じになります。

これが既定の設定です。

式の例:A (効果なし)

乗算(Multiply)

次の式のように、減衰のウェイト値(A)にベース ウェイトのウェイト値(B)を乗算して、増幅効果を作成します。

減衰ブレンドの結果 = ベース ウェイト x デフォーマ減衰ウェイト。

たとえば、値を 0 に設定すると、効果を無効にした場合と同じになります。値を 1 にすると、デフォメーションは変化しなくなります。値を 2 にすると、効果は 2 倍になります。

式の例:A*B

除算(Divide) 減衰ウェイト値(A)をベース ウェイト値(B)で除算します。

式の例:A/B

加算(Add) 減衰ウェイト値(A)とベース ウェイト値(B)を加算します。
式の例:A+B

プリミティブ減衰に適用した追加モード: A. 0 に設定、B. 10 に設定、C. 25 に設定

減算(Subtract) 減衰ウェイト値(A)からベース ウェイト値(B)の効果を除去します。

式の例:A-B

オーバーライド(Override) 変更を加えないで、減衰のウェイト値(A)を適用し、ベース ウェイト値(B)は無視します。ベース ウェイトが存在しない場合と同じになります。

式の例:B

最大(Max) 各プリミティブの減衰ウェイト値(A)がメッシュに個別に影響するようにできます。ページ上部のアニメーションには、最大値モードを使用した 2 つのプリミティブの減衰が表示されます。

式の例: max(A,B)

アルファ ブレンド(AlphaBlend) 減衰ウェイトのアルファ ブレンドを作成できます。

式の例: out = out*(1-in) + in*inValue