階段経路コンポーネント インスタンス プロパティ

個々の階段の配置基準線、相対的な高さ、曲り階段の詳細などを変更するには、インスタンス プロパティを修正します。

インスタンス プロパティを変更するには、要素を選択して、[プロパティ]パレットでそのプロパティを変更します。

名前 説明
拘束
配置基準 既に設定している階段経路の上向きのパスが、階段のどこに相当するか、その配置基準線を指定します。次のオプションがあります
  • 側桁: 左(1)
  • 経路: 左(2)
  • 経路: 中心(3)
  • 経路: 右(4)
  • 側桁: 右(5)
相対基準高さ 階段の基本の高さを基準として、階段経路の基準高さを指定します。
相対上部高さ 階段の基本の高さを基準として、階段経路の上部高さを指定します。
階段経路の高さ 階段経路の高さを計算し、表示します(読み取り専用)。
構築
基準レベルと階段経路高さの差異 階段の基準レベルからの階段経路の高さ差異を指定します。これは、階段経路が床の表面ではなく、床の開口部面に取り付けられているときに便利です。階段経路を床の下側に延長するには、負の値を入力します。

例:

  • 基準レベルと階段経路高さの差異 = 0
  • 基準レベルと階段経路高さの差異 = 0' 5"
  • 基準レベルと階段経路高さの差異 = -0' 2"
蹴上げを付けて開始 選択すると、階段経路の始端に蹴上げを追加します。

最初の蹴上げを削除し、下部の高さと同レベルの踏み面を配置するにはオフにします。このオプションをオフにすると、階段経路にある蹴上げの数が変わります。元の高さを維持するには、蹴上げを手動で追加する必要があります。

注: [蹴上げを付けて開始]を選択した場合は、階段経路の終端に切り込み接合方法を使用することはできません。
蹴上げで終了 選択すると、階段経路の終端に蹴上げを追加します。最後の蹴上げを削除するにはオフにします。このオプションをオフにすると、階段経路にある蹴上げの数が変わります。元の高さを維持するには、蹴上げを手動で追加または削除する必要があります。
注: [蹴上げで終了]を選択した場合は、階段経路の終端に切り込み接続方法を使用することはできません。
構造
構造 要素に解析モデルがあることを示します。
曲り階段
注: [曲り階段]プロパティは L 字型や U 字形曲り階段経路で使用できます。
曲り階段スタイル 曲り階段経路のステップの計算を指定します。次の中から選択します。
  • 対称: 対称のレイアウト スタイル(既定)。
  • 単一点: 非対称のレイアウト スタイル。曲り階段スタイルは、1 つの中心点から計算されます。
曲り階段プロパティ(注釈付き)
  1. 内側歩行線オフセット
  2. 内側歩行線の最小幅
  3. 境界の内側の最小幅
  4. フィレット半径
  5. 始端の平行踏み面
  6. 終端の平行踏み面
内側歩行線オフセット 曲り階段経路の内側の境界から内側の歩行パスまでの距離を指定します。この距離は、[内側歩行線の最小幅]で計測する場所を指定します(曲り階段プロパティの 1 を参照してください)。
内側歩行線の最小幅 [内側歩行線オフセット]で計算される最小踏み面奥行きを指定します(読み取り専用)(曲り階段プロパティの 2 を参照してください)。
境界の内側の最小幅 曲り階段経路の内側のコーナーの最小踏み面奥行きを指定します(曲り階段プロパティの 3 を参照してください)。
コーナーのフィレット L 字型曲り階段経路の内側コーナーまたは U 字型曲り階段経路の両内側のコーナーにフィレット ジオメトリを適用するために選択します。
フィレット半径 曲り階段経路の内側のコーナーのフィレット ジオメトリに使用する半径を指定します(曲り階段プロパティの 4 を参照してください)。
始端の平行踏み面 曲り階段経路の先頭に追加する平行ステップの任意の数を指定します(曲り階段プロパティの 5 を参照してください)。
終端の平行踏み面 曲り階段経路の終端に追加する平行ステップの任意の数を指定します(曲り階段プロパティの 6 を参照してください)。
寸法
実際の経路幅 独立した側桁の幅を除外した、踏み面の幅の値を指定します。
現在の蹴上寸法 蹴上げの高さの値を指定します(読み取り専用)。
現在の踏面奥行 階段パスに沿って測定されたとおりに、踏み面奥行きの値を指定します。これは読み取り専用の値です。
現在の蹴上数 (読み取り専用)。
実際の踏み面数 (読み取り専用)。
識別情報
[識別情報]プロパティ設定については、「階段コンポーネント インスタンス プロパティ」を参照してください。
フェーズ
[フェーズ]プロパティ設定については、「階段コンポーネント インスタンス プロパティ」を参照してください。