[ファミリ カテゴリとパラメータ]ツールは、作成中のコンポーネントに対して設定済みファミリ カテゴリのプロパティを割り当てます。このツールは、ファミリ エディタでのみ使用可能です。
ファミリ パラメータでは、そのファミリにあるすべてのタイプに適用される動作や識別情報を設定します。各カテゴリには、
Revit がコンポーネントを使用する方法に基づいて、それぞれ異なるファミリ パラメータがあります。ファミリの動作をコントロールするファミリ パラメータの一般的な例をいくつか示します。
- [ホスト]: ホストベースのファミリ(壁など)のホストが表示されます。この設定は、ファミリの作成時に使用されたテンプレートに基づきます。
- [作業面ベース]: 選択すると、ファミリはアクティブな作業面でホストされます。ホストされないファミリを作業面ベースのファミリに設定することができます。
- [ビューでの切断を有効にする]: 選択すると、ファミリ ジオメトリは、ビューの切断面がジオメトリと交差するときに切り取りとして表示されます。選択しない場合、ファミリ ジオメトリは、ビューの切断面の位置に関係なく、ビューに投影として表示されます。
- [常に垂直]: 選択すると、床などの勾配のあるホストの場合でもファミリが常に 90 度に表示されます。
- [ロード時にボイドで切り取り]: オンにすると、ファミリ内に作成されたボイドによってソリッド全体が切り取られます。ボイドによる切り取りが可能なカテゴリは、天井、床、一般モデル、屋根、構造柱、構造基礎、構造フレーム、壁です。
- [パーツ タイプ]: パーツ タイプはファミリ カテゴリの追加の分類を表します。また、[パーツ タイプ]によってモデル内のファミリの動作が決定されます。たとえば、エルボは[配管継手]ファミリ カテゴリに属するパーツ タイプです。
- [丸型コネクタ寸法]: コネクタのサイズをコネクタの半径または直径のどちらによって決定するのかを設定します。
- [注釈の向きを維持]: 面ホスト ベースのファミリと、[常に垂直]が無効に設定されている作業面ベースのファミリの場合、ファミリ定義内で水平に配置されているネストされた注釈ファミリは、モデル内で水平方向に配置され、平面図と天井ビューで表示されます。
- [共有]: このパラメータは、ファミリを別のファミリにネストしてプロジェクトにロードしたときにのみ関係します。ネストされたファミリが共有されている場合、タグを選択して、ホスト ファミリから個別にネストされたファミリを集計することができます。ネストされたファミリが共有されていない場合、ホスト ファミリによって作成されたコンポーネントとネストされたファミリは、1 つのユニットとして動作します。
- [識別情報]パラメータには、[OmniClass Number]と[OmniClass タイトル]があります。これらは、OmniClass テーブル 23 製品分類に基づきます。
ファミリ パラメータを指定するには
- ファミリ エディタで、[作成]タブ(または[修正]タブ) [プロパティ]パネル (ファミリ カテゴリとパラメータ)をクリックします。
- このダイアログから、現在のファミリに読み込むプロパティのファミリ カテゴリを選択します。
- ファミリ パラメータを指定します。
注: ファミリ パラメータのオプションは、ファミリ カテゴリによって異なります。
- [OK]をクリックします。