配管ファミリや電線管ファミリに対して、外部カンマ区切り値(CSV)ファイルでパラメータ値を設定するには、ルックアップ テーブルを使用します。
ルックアップ テーブルにはタイプ データが含まれており、それによってサイズごとに個別のファミリ タイプを作成することなく複数のパーツ サイズを指定することができます。Revit では、外部 CSV ファイルから必要な値を読み取る size_lookup 関数を提供しています。
ルックアップ テーブルのデータはファミリ内に格納され、size_lookup 関数を使用します。ルックアップ テーブルはタイプ カタログとともに使用します。
size_lookup 関数の構文は、次の形式によります。
result=size_lookup(LookupTableName, LookupColumn, DefaultIfNotFound, LookupValue1, LookupValue2, ..., LookupValueN)
場所...
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動作...
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result
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返される値。
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LookupTableName
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検索する CSV ファイルの名前。
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LookupColumn
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結果の値が返される列の名前。
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DefaultIfNotFound
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LookupValue が見つからない場合に返される値。
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LookupValue(1-N)
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テーブルの 1 番目、2 番目、および後続の列で検索する値。(値の検索で、最初の列はスキップされます)。
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注:
- size_lookup 関数は数値と文字列の値を検索することができます。
- size_lookup 関数のインスタンス パラメータを対象としています。表のデータを使用して、タイプごとに一意の値を持つタイプを設定する場合は、タイプ カタログを作成してください。
ルックアップ テーブルの場所
ルックアップ テーブル ファイルの場所は、Revit.ini ファイルの LookupTableLocation パラメータで定義されています。「
Revit.ini のフォルダ設定」を参照してください。
注: Revit.ini ファイルのユーザ プロファイル バージョンは、次のフォルダにあります。
%APPDATA%\Autodesk\Revit\Autodesk Revit 2023 Release。UserDataCache フォルダには、Revit.ini などのユーザ プロファイルのデータ記入に使用するためのファイルの既定のコピーが含まれています。Revit は、新しいユーザに初めて起動されたときに、UserDataCache フォルダから Revit.ini のコピーを受け取ります。その後、Revit は Revit.ini ファイルのユーザ プロファイルのバージョンにある情報を使用します。
重要: Revit 2014 よりも前の Revit のリリースで作成されたモデルをアップグレードする際には、関連付けられた CSV ファイルを、古いリリースの Revit のルックアップ テーブル フォルダから、アップグレード先リリースの Revit のルックアップ テーブル フォルダの対応するサブフォルダにコピーする必要があります。 または、Revit.ini 内で定義されているルックアップ テーブルの場所を、Revit 2014 より前のリリースの場所に設定する方法もあります。