ライフサイクル ステータスのセキュリティを編集する

[ライフサイクル定義]ダイアログ ボックスの[セキュリティ]タブでは、ステータスに割り当てられたオブジェクトの読み取り、変更、または削除のアクセス権を付与するメンバーおよびグループをコントロールします。

注: この機能は、Autodesk Vault Workgroup および Autodesk Vault Professional で使用できます。

ステータス ベースのセキュリティを使用する

オブジェクトのセキュリティは 3 種類の方法で定義します。
  • [オブジェクト ベースのセキュリティ]: セキュリティはオブジェクト設定から派生します。これが既定のオプションです。
    注: 項目にはオブジェクト ベースのセキュリティがありません。
  • [ステータス ベースのセキュリティ]: ステータス ベースの ACL が存在する場合に使用でき、オブジェクト ベースのセキュリティと統合されます。
  • [オーバーライドされたセキュリティ]: ステータス ベースの ACL によってオブジェクト ベースのセキュリティがオーバーライドされている場合、または管理者がオブジェクトに手動オーバーライドを設定している場合に使用できます。
注: セキュリティと権限の仕組みについては、「ファイル、フォルダ、およびカスタム オブジェクトのセキュリティ」および「アクセス制御リスト」を参照してください。

ステータス ベースのセキュリティは、ライフサイクル定義で定義した[定義のセキュリティ]に応じて、オブジェクト ベースのセキュリティと結合されるか、オブジェクト ベースのセキュリティをオーバーライドします。

ステータス ベースのセキュリティを定義する

ライフサイクル ステータスのセキュリティにアクセスする

  1. [ツール] [管理] [Vault 設定]の順にクリックします。
  2. [Vault 設定]ダイアログ ボックスで、[動作]タブ [ライフサイクル]をクリックします。
  3. [ライフサイクル定義]ダイアログ ボックスで、ライフサイクル定義名を選択し、[編集]をクリックします。選択した定義名がタイトル バーに表示されます。
  4. セキュリティを定義するステータスを選択します。
  5. [セキュリティ]タブを選択し、対象のステータスについて、現在のセキュリティ設定を表示します。

ステータス ベースのセキュリティを無効にする

ライフサイクル ステータスにメンバーまたはグループの権限を追加する

  1. [セキュリティ]タブで、[非ステータス ベースのセキュリティ]チェック ボックスをオフにします(オンになっている場合)。
  2. [追加]をクリックします。
  3. [メンバーを追加]ダイアログ ボックスで、[利用可能なメンバー]一覧からメンバーまたはグループを選択し、[追加]をクリックします。選択した名前が[現在のメンバー]一覧に移動します。
    注: [利用可能なメンバー]一覧をフィルタ処理するには、[メンバーを選択] 一覧から修飾子を選択します。

    [現在のメンバー]一覧から 1 人または複数のメンバーを選択し、[削除]をクリックすると、[現在のメンバー]一覧が変更されます。

  4. [OK]をクリックします。

ライフサイクル ステータスからメンバーを削除する

  1. [ライフサイクル定義]ダイアログ ボックスで、[ライフサイクル ステータス]一覧からステータスを選択します。
  2. [セキュリティ]タブでメンバーまたはグループを選択し、[削除]をクリックします。
  3. [OK]をクリックします。

メンバーまたはグループの権限を編集する

  1. [ライフサイクル定義]ダイアログ ボックスで、[ライフサイクル ステータス] 一覧からステータスを選択します。
  2. [セキュリティ]タブで、編集するメンバーまたはグループを選択します。
  3. [権限]ボックスで、各メンバーの[読み込み]、[修正]、および[削除]列で、[許可]、[拒否]、または <空白> の権限を選択します。
    権限 [アクセス]

    [読み込み]

    • [許可]: オブジェクトを表示できます
    • [拒否]: オブジェクトを表示できません。メンバが読み取りアクセスを拒否されている場合、変更または削除も許可されません。
    • [なし]: オブジェクトを表示できません

    [修正]

    • [許可]: オブジェクトを修正できます
    • [拒否]: オブジェクトを修正できません
    • [なし]: オブジェクトを修正できません

    [削除]

    • [許可]: オブジェクトを削除できます
    • [拒否]: オブジェクトを削除できません
    • [なし]: オブジェクトを削除できません

    [ダウンロード]

    • [許可]: オブジェクトをダウンロードできます
    • [拒否]: オブジェクトをダウンロードできません
    • [なし]: オブジェクトをダウンロードできません

    たとえば、読み込み専用アクセスの場合は、[読み込み]の[許可]を選択し、[修正]および[削除]について[拒否]を選択します。

    権限の詳細については、「アクセス制御リスト」を参照してください。

  4. 項目と関連付けられたファイルにセキュリティを設定するには、[項目の関連ファイルのセキュリティ]を選択します。
  5. フォルダのステータス セキュリティ権限をファイルにプロパゲートするには、[フォルダ内のファイルのセキュリティ]を選択します。

    詳細については、「フォルダ内のファイルのライフサイクル ステータスのセキュリティを編集する」を参照してください。

  6. 変更を保存してダイアログを閉じるには、[OK]をクリックします。