2D CAD ファイルから PDF をパブリッシュするには、ライフサイクル定義、および PDF オプションを設定します。
注: これらの作業を実行するには、管理者のアクセス権が必要です。
- リリース済みのファイルへのアクセス権を持つユーザを作成します。ユーザに割り当てるロールについてを参照してください。
- ライフサイクル定義を設定します。
- [ツール] > [管理] > [Vault 設定]をクリックします。
- [Vault 設定]ダイアログ ボックスで、[動作] > [ライフサイクル]を選択します。
- 変更する定義を選択して、[編集]を選択します。
- [ライフサイクル定義]ダイアログ ボックスで、[変更]タブ > [作業中からリリース済] > [編集]を選択します。
- [変更]ダイアログ ボックスで、[アクション]タブを選択します。
- ドロップダウン リストから、次のいずれかのオプションを選択します。
- [セキュリティ]タブから手順 1 で作成したユーザを追加し、リリース済みステータスでの[修正]アクセスを可能にします。
- [ライフサイクル定義]ダイアログ ボックスで、[デザイン リプレゼンテーション プロセス] > [編集]を選択します。
- [ライフサイクル定義]ダイアログ ボックスで、[リリース済]ステータスを選択します。
- [セキュリティ]タブを選択し、手順 1 で作成したユーザを追加して[修正]アクセスを割り当てます。詳細については、「ライフサイクル ステータスのセキュリティを編集する」を参照してください。
注: 任意のライフサイクル ステータスで PDF を作成することができます。
ステータス同期ジョブは、PDF に設定する特定のステータスに対する適切な権限がない場合は失敗します。たとえば、[リリース済]ステータスに対する修正アクセス権がない場合です。
- ジョブ サーバを有効にするには、[ツール] > [管理] > [グローバル設定] > [統合]タブ > [ジョブ サーバを有効化]をクリックします。
注: Job Processor で DWF ファイルと 2D PDF ファイルを生成する場合、AutoCAD DWG TrueView を少なくとも 1 回は Job Processor で起動してください。
- [ツール] > [管理] > [Vault 設定] > [PDF オプション] > [オプション]をクリックして PDF オプション ダイアログ ボックスを起動し、PDF パブリッシュ オプションを設定します。
- CAD ファイルから PDF をパブリッシュします。
- 任意の AutoCAD DWG ファイルまたは Inventor 2D CAD ファイルを選択します。
- [カテゴリを変更]をクリックします。[カテゴリを変更]ダイアログ ボックスで、[エンジニアリング]カテゴリを選択します。[OK]をクリックします。
- [ステータスを変更]をクリックします。[ステータスを変更]ダイアログ ボックスで、[ライフサイクル ステータス]ドロップ ダウン リストから[リリース済]を選択します。[OK]をクリックします。
これにより、選択したファイルの添付ファイルとして PDF が生成されます。また、[プレビュー]タブに PDF のサムネイルが表示されます。
注: 図面ファイルおよび 2D PDF ファイルのリビジョンを同期するには、各ファイルのライフサイクル リビジョンが同じになるように設定します。
注: デザイン リプレゼンテーションの分類を確認するには、[ツール] > [管理] > [Vault 設定]> [動作] > [ルール]をクリックします。[割り当てルール]ダイアログ ボックスで、デザイン リプレゼンテーションのルール条件を表示します。
PDF の名前付け
Job Processor の設定ファイル JobProcessor.exe.config を編集することにより、PDF 出力ファイル名を変更することができます。次がサポートされています。
- PDF ファイル名からソース ファイルの拡張子、.idw または .dwg などを削除する
- プレフィックスを追加する
- サフィックスを追加する
- プロパティ値を追加する
- 日付プロパティを追加する
- <インストール フォルダ>\Autodesk\Vault [エディション]\Explorer\ フォルダに移動し、メモ帳で JobProcessor.exe.config ファイルを開きます。
重要: 変更する前に、このファイルのバックアップ コピーを作成します。
- ファイル内で「<add key=>」セクションを検索します。
- <add key="DesignRepresentation.Naming" value=形式を使用して 1 行追加します。以下に示すファイル Flower.idw の例を参考にしてください。
キー
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結果
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<add key="DesignRepresentation.Naming" value="\.(idw)$/<_name_>"/>
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Flower.pdf
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<add key="DesignRepresentation.Naming" value="\.(idw)$/Prefix<_name_>"/>
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PrefixFlower.pdf
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<add key="DesignRepresentation.Naming" value="\.(idw)$/<_name_>Suffix"/>
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FlowerSuffix.pdf
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<add key="DesignRepresentation.Naming" value="\.(idw)$/Prefix<_name_>Suffix"/>
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PrefixFlowerSuffix.pdf
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<add key="DesignRepresentation.Naming" value="\.(idw)$/<_name_><Revision>"/>
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FlowerB.pdf ここで Revision=B
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<add key="DesignRepresentation.Naming" value="\.(idw)$/<_name_ ><Provider>"/>
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FlowerAutoCAD.pdf ここで Provider=AutoCAD
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<add key="DesignRepresentation.Naming" value="\.(idw)$/<_name_ ><DateVersionCreated>"/>
<add key="DesignRepresentation.Naming.DateFormat" value="dd-MM-yy"/>
注: 両方の行を追加します。日付の形式は dd = 日、MM = 月、yy = 年を使用します。(MM は大文字にする必要があります)
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Flower27-10-17.pdf ここで、[バージョンの作成日]は 2017 年 10 月 27 日です
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注: エディタによっては「<」を「<」に、「>」を「>」に自動的に変換するものがあります。これによって Job Processor が失敗する場合があります。「<」および「>」を維持するメモ帳などのエディタを使用することをお勧めします。行に「<」を含むことができるのはキーの開始のみ、「>」は終了する場合のみです。
Design.Represenation.Naming に追加できるのは 1 行だけであるため、スラッシュ(/)で区切ることで必要に応じて規則を結合することができます。以下はその例です。
<add key="DesignRepresentation.Naming" value="\.(dwg)$/<_name_><Provider> / \.(idw)$/<_name_><Revision>"/>
注: プロバイダ、会社など、他のプロパティ値を追加するには、プロパティのシステム名/表示名を検索します。Vault プロパティには、システム名を使用し、ユーザ定義のプロパティには、表示名を使用します。
注: PDF ファイルの命名を設定した場合、Vault 内の既存の PDF ファイル(存在する場合)を更新できず、編集されたファイル名を使用して新しい PDF ファイルが作成されます。たとえば、PDF ファイル名に「Revision」を付加する場合、改訂済みの図面ファイルに対して作成される PDF は Vault 内の新しいファイルになります。以前の PDF ファイルを使用および更新することはできなくなります。