[グリッドとスナップ設定](Grid And Snap Settings)ダイアログ ボックスの[オプション](Options)パネルで、スナップに関するオプションを設定します。
スナップによる回転とスケーリングの効果は、[オート キー](Auto Key)のオン、オフで異なります。
スナップ オプションを設定するには:
[グリッドとスナップ設定](Grid And Snap Settings)ダイアログ ボックスが開きます。
例: スナップ プレビューを使用するには:
[スナップ プレビュー半径](Snap Preview Radius)設定では、実際にスナップを行う前に結果をプレビューすることができます。[スナップ半径](Snap Radius)設定により、実際にスナップが実行されるタイミングが決定されます。これは、旧バージョンの[スナップ強度](Snap Strength)で実現されていた機能と同じものです。
この手順では、キーボード ショートカットを使用して使用可能なスナップ ポイントとプレビュー ポイントを順に切り替えていく方法についても示します。
パース ビューポートを最大化するには、パース ビューポートがアクティブ(境界線がハイライト表示)であることを確認し、[Alt]+[W].
スナップとスナップ プレビューはピクセルで計測されます。したがって、グリッド ポイントが比較的離れていても、スナップ プレビューとスナップの差異は簡単に確認できます。
既定値の[スナップ](Snaps)設定は、[グリッド ポイント](Grid Points)のみです。こうなっていない場合は、そのように設定にします。グリッド ポイントは 2 本のグリッド ラインの交差するところです。
[一般](General)領域で、[スナップ プレビュー半径](Snap Preview Radius)に 30 ピクセル、[スナップ半径](Snap Radius)に 20 ピクセルを設定します。スナップの使用中、このダイアログ ボックスは開いたままにしておけます。
これでラインの作成モードに切り替わりました。
カーソルの移動中、マウス カーソルと開始点はラバーバンド ラインによって接続されています。
これはスナップ プレビューを示しています。次のステップでこの目的について説明します。
2 つ目のライン頂点は、クリックした場所ではなくスナップ プレビューで示されているグリッド ポイントに作成されます。スナップ プレビューを使用すると、実際にスナップを実行する前に、スナップが実行される位置を確認できます。
[スナップ プレビュー半径](Snap Preview Radius)で設定した距離(30 ピクセル)をおいて、グリッド ポイントにスナップ カーソルが表示されます。
カーソルを 10 ピクセル([スナップ プレビュー半径](Snap Preview Radius)と[スナップ半径](Snap Radius)の間の距離)近づけると、ラインの終点がマウス カーソルからグリッド ポイントへジャンプします。これは従来のスナップ機能です。
スナップ ポイントの視覚表示に影響する設定があります。
スナップ機能には、操作性を向上させる機能がいくつか含まれています。スナップを使用する場合、カーソルとスナップ ポイントとの距離が、[スナップ プレビュー半径](Snap Preview Radius)の値より短いが[スナップ半径](Snap Radius)の値より長くなると、スナップ カーソルはスナップが実行される位置のプレビューとしてそのポイントにジャンプしますが、実際のスナップは実行されません。
プレビュー ポイントをスナップ ポイントとして使用するには、状況に応じてマウス ボタンをクリックしたり、離したりします。そうではなく、カーソルをスナップ ポイントの方に移動し続けて、カーソルの位置を[スナップ半径](Snap Radius)の値以下の距離にすると、スナップが実行されます。
スナップ先のプレビュー ポイントがハイライト表示されたら、(状況に応じて)マウス ボタンを放したり、クリックして、現在の選択をその位置にスナップします。または、表示されたスナップ ポイントを使用する前に、[Alt]+[Shift]を押したままで [S]を繰り返し押すことで、他の使用可能なプレビュー ポイントとスナップ ポイントに順に切り替えていくことができます。
カーソルを中心とした領域のサイズを、ピクセル単位で設定します。この範囲内でスナップが自動的に実行されます。既定値は 20 です。
角度スナップがアクティブの場合は、指定された軸(角度)でオブジェクトを回転するときの増分量を設定します。角度スナップには次の効果もあります。
詳細は、「角度スナップ切り替え」を参照してください。
パーセント スナップがアクティブの場合は、スケール変換のパーセント増分を設定します。
詳細は、「パーセント スナップ」を参照してください。
オンの場合、[フリーズ オブジェクトにスナップ](snapping to frozen objects)が使用できます。既定値はオフです。このオプションは、[Shift]を押しながらビューポート内を右クリックすると表示される[スナップ](Snaps)ショートカット メニューや、[スナップ](Snaps)ツールバーからも利用できます。
このチェック ボックスをオンにして、[移動](Move)ギズモまたは[軸コンストレイント](Axis Constraints)ツールバーの軸コンストレイントを使用してオブジェクトを移動した場合、選択したオブジェクトは指定した軸または平面に沿ってのみ移動するようにコンストレイントされます。チェックマークが付いていない場合、コンストレイントは無視され、スナップされたオブジェクトをどの次元でも変換することができます(3D スナップを使用した場合)。
また、[軸コンストレイントを有効](Enable Axis Constraints)にチェックマークが付いている場合、円は[移動](Move)ギズモ軸の交点(つまり、基点)に表示されます。ギズモをドラッグする代わりにこの円をドラッグした場合、スナップによって[軸コンストレイントを有効](Enable Axis Constraints)が一時的にオフになり、コンストレイントは無視され、オブジェクトは画面スペース内で移動します。視覚的には、このモードがアクティブの場合はギズモのすべての軸と平面要素が黄色で表示されます。マウス ボタンを放すとすぐに[軸コンストレイントを有効](Enable Axis Constraints)が再びアクティブになります。
移動ギズモ上で円アイコンをドラッグすると、[軸コンストレイントを有効](Enable Axis Constraints)が一時的にオフになり、自由な移動が可能になります。
[軸コンストレイント](Axis Constraints)ツールバーのボタンは、ギズモまたはジオメトリのどの部分を使用してオブジェクトを移動するかによって、インタラクティブに更新されます。
このオプションは、[Shift]を押しながらビューポート内を右クリックすると表示される[スナップ](Snaps)ショートカット メニューや、[スナップ](Snaps)ツールバーからも利用できます。
このチェック ボックスにチェックマークを付けて、選択を移動した場合、元の位置とマウスの位置の間にラバーバンド ラインが表示されます。モデルの微調整を行う場合は、精度を高めるためにこの視覚的な補助機能を使用します。既定値はオンです。