階段は、パラメトリック オブジェクトを使用するか、2 次元スケッチから作成することができます。どちらの場合にも、得られたオブジェクトは、階段スタイル定義に基づきます。
階段スタイル
階段スタイルの命名規則はありません。一般に、名前は単に全体的な目的や階段のタイプを表し、場合によっては階段の主要な構造、マテリアル、構成を含みます。
階段スタイル名の例:
| 階段スタイルの説明 |
名前の例 |
| ストレートささら桁付きの鋼材階段 |
鋼材 - ストレート
|
| 縁石として機能するように構成されたささら桁のある、コンクリート傾斜として機能するように構成された階段スタイル |
傾斜 - コンクリート + 縁石
|
階段スタイルにおける推奨事項:
- 踊り場の長さの設定と階段コンポーネントの設定を、同じスタイルの階段で変えることを許すかどうかについて、枝分かれや利点と欠点の面から慎重に検討してください。これらのオプションを無効にすると、スタイルに「ハード コード」されます。有効にすると、階段の作成時に既定値として適用されますが、変更することが可能です。
- 線図から作成したカスタム階段にスタイルを割り当てると、スタイル定義中で指定したささら桁のオフセットが、ささら桁の位置として選択した線分から計算されます。
- 線図からカスタム階段を作成する場合には、階段スタイル中で定義した踊り場の長さは無視されます。
曲階段スタイル
曲階段スタイルは、[ターンのタイプ]を[1/4 ターン]または[1/2 ターン]のどちらかに設定して適用することができます。
曲階段スタイルの命名規則:
階段スタイル名には、まず曲階段のタイプを指定し、踏み板や蹴込みのコントロールに関する詳細をそれに続けます。
<曲階段のタイプ> - <(省略可能)コントロール パラメータ>...
曲階段スタイル名の例:
| 曲階段スタイルの説明 |
名前の例 |
| 手動曲階段タイプ、[設定]の下の[蹴込み板の線図を使用]はオン |
手動 - 蹴込み
|
| 単一点曲階段タイプ、[ターン エリアの踏み板の設定]の下の[曲階段ターンを調整]チェックボックスはオン、ターンあたり 2 枚の踏み板 |
単一点 - 2 踏み板
|
曲階段スタイルにおける推奨事項:
- 新しい曲階段スタイルを定義する前に、既存のスタイル コンテンツ ライブラリ ファイルを確認します。一般的な曲階段条件は、既に定義されています。
- 単一点曲階段タイプを使用するときに、ターン点が階段のエッジまたはコーナーにある場合は、[蹴込み板の線図を使用]を選択解除することが重要です。選択解除にしないと、踏み板が重複して、階段が正しく作成されません。
パレットベースの階段ツール
階段スタイルのツールを作成する際には、以下のオプションを事前に設定することを検討してください。
- 階段の形状: 階段のプロパティの多くは、階段を配置した後でも変更することができますが、階段の形状は作成時にしか設定することができません。階段の形状(複数踊り場、U 字形、らせん、直線)を、階段ツールの既定の設定にすることを検討してください。
- ターンのタイプ: 踊り場またはターンのどちらかを指定することができます。この設定も、階段を配置した後で変更することはできません。
- 曲階段スタイルと曲階段スタイルの場所: ターンをターン タイプとして指定すると、そのターンで使用する曲階段スタイルを設定することができます。曲階段スタイルを指定すると、曲階段スタイルをインポートする別の図面を指定することもできます。
- 階段の終端: 階段が、蹴込み、踏み板、踊り場のどれで終端するかを事前に決定することができます。この設定は、階段を配置した後でも変更することができます。

階段ツールのプロパティ
手すりスタイル
手すりスタイル名は、手すりの主要なコンポーネントを列挙し、できるだけ内容が分かるようにします。
手すりスタイルの命名規則:
<手すりのタイプ> - <手すりの形状> + <追加コンポーネント> + <追加コンポーネント>...
手すりスタイル名の例:
| 手すりスタイルの説明 |
名前の例 |
| ハンドレール、上部手すりと棒手すり子が付いた円形 |
ハンドレール - パイプ + 上部手すり + 棒手すり子
|
| ハンドレール、上部手すりと折返しが付いた円形 |
ハンドレール - パイプ + 上部手すり + 折返し
|
注: スタイルレベル表示の優先設定として適用されているカスタム表示ブロックで、折返しなどのコンポーネントが定義されている場合は、手すりスタイル名の追加コンポーネントとして列挙します。