AEC ポリゴンは、カーテン ウォールやレイアウト グリッドなどの構造の面材として使用できる 2D エリア オブジェクトです。AEC ポリゴンのエッジと内部には、True Color 表示レベルを使用してソリッド塗り潰しを割り当てることができるので、概念のレンダリングに役立てることができます。
AEC ポリゴンとカーテン ウォール
カーテン ウォールは、パネルや窓、ドアなどのオブジェクトを挿入するための骨組みを提供します。カーテン ウォールを使用して、次のような構造のモデルを作成できます。
- 大きな尺度のカーテン ウォール
- コンポーネント付きの店先
- カスタム形状のドアや窓の組み合わせ
AutoCAD Architecture 2024 ツールセット では、カーテン ウォール オブジェクトは、1 つまたは複数のグリッドで構成されます。各グリッドには、パネルを埋め込んだり、窓やドアなどのオブジェクトを埋め込むことができるセルがあります。AEC ポリゴンは、カーテン ウォール用のパネル面材の作成に最も適しています。
カーテン ウォールには、カーテン ウォール ユニットを含めることができます。カーテン ウォール ユニットはカーテン ウォールとよく似ていますが、グリッド セルにオブジェクトを含めることはできず、パネル面材のみを含めることができます。カーテン ウォール ユニットは、主カーテン ウォール内で反復される複雑な要素を表すためのものです。AEC ポリゴンを使用して、カーテン ウォール ユニットにグリッドを埋め込むことができます。
舗装パターンとタイル面パターン
AEC ポリゴンを使用すると、図面に複雑な舗装パターンやタイル面パターンを作成できます。AEC ポリゴンの結合、減算、トリム、分割などの機能を使用したり、輪郭やポリラインから AEC ポリゴンを作成して、複雑で不規則なポリゴンの輪郭を作成できます。また、AEC ポリゴンにエッジやハッチング パターンを追加して、タイル面や舗装面のリアルな外観を表示できます。