壁スタイル
壁のほとんどの特性は、使用した壁スタイルによって決定されます。抽象的な表示機能を備えた単純な壁スタイルを作成したり、または、実際の壁が持つ多くの要素を含んだ、具象的な表示機能を備えた詳細な壁スタイルを作成することができます。壁タイプで定義されるそれらの設定は次の通りです。
- プロパティ セット データ: 図面の壁をタグ、または集計表に含めるには、プロパティ セット データを壁や壁スタイルにアタッチする必要があります。壁スタイルにアタッチされたプロパティ データは、壁の高さや壁の幅のような自動プロパティや、防火区画のようなそのスタイルのすべて壁と同一の手動プロパティを通常含んでいます。
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壁コンポーネント: 壁スタイルで壁コンポーネントを定義できます。
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マテリアル: 壁スタイルで、壁の 2D および 3D 表示や、壁のレンダリング表示を定義することができます。
壁スタイルでマテリアルを使用するには、はじめに、スタイル マネージャで定義する必要があります。
- 壁表示を指定: 壁の外観は壁スタイルで定義されます。各壁のコンポーネント、ハッチング、プラン ビューの壁の切断面表示のレイヤ、色および線種の設定を定義します。壁スタイルで定義されている表示設定は、個々の壁で変更できます。
- 壁の既定の設定を指定: [オプション]ダイアログ ボックスを開き、壁の寸法記入と壁のクリーンアップのための既定値を指定します。クリーンアップ設定は、新しい壁にのみ適用されます。
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壁ツールを使用: AutoCAD Architecture 2024 ツールセット に付属のツールを使用すると、特定の壁スタイルやその他の定義済みプロパティを備えた壁ツールを選択することにより、簡単に壁を配置できます。壁ツールを使って、線図を壁に変換したり、壁ツールの設定を既存の壁に適用したりすることもできます。
また、ストック ツール、サンプル パレット、デザイン ツールカタログにアクセスすることもできます。壁ツールを使用して壁を配置する場合は、ツールの既定の設定を使用したり、スタイルによってコントロールされていない壁プロパティの設定を変更することもできます。
壁エンドキャップと開口部エンドキャップ
壁と開口部のエンドキャップを編集し、エンドキャップの状態を作成します。
- インプレイス編集グリップを使用して壁エンドキャップを修正: インプレイス編集グリップを使用して、壁エンドキャップを修正し、必要な壁エンドキャップの状態を作成することができます。指定した壁エンドキャップのすべての壁コンポーネントに、頂点グリップおよびエッジ グリップが表示されます。
- 自動計算を使用して壁エンドキャップを作成: 適切なポリライン線図で自動計算機能を使用して、壁エンドキャップを作成することができます。[自動計算]では、特定の壁コンポーネントの位置および方向に関して初期ポリラインが描画された場合、エンドキャップ設定を完了するために境界セグメントが追加されます。
- AEC 修正ツールを使用して壁エンドキャップを作成: AEC 修正ツールを使用して壁コンポーネントを操作し、適切な壁エンドキャップ設定を作成することができます。この操作には、必要に応じて[トリム]、[延長]、[差]、[合成]の各ツールを使用してください。単一の壁コンポーネントを修正することも、壁エンドキャップまたは開口部にあるすべてのコンポーネントを一度に修正することもできます。いずれの場合にも、壁コンポーネントの修正時には、[インプレイス編集]機能を使用して壁エンドキャップ状態を作成します。
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スタイルによって壁エンドキャップを指定: 壁スタイルで、壁の始点と終点のエンドキャップを定義することができます。標準エンドキャップ スタイルは直線です。異なるエンドキャップが必要な場合には、壁エンドキャップ スタイルを作成して、壁スタイルに割り当てる必要があります。
注: 壁エンドキャップ スタイルを図面の個々の壁で優先設定できます。
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スタイルによって開口部エンドキャップを指定: 壁スタイルで、壁に挿入されたドア、窓、開口部のエンドキャップを定義します。既定では、開口部エンドキャップはわき柱始点と終点、および開口部の窓敷居と上端の 4 本の直線です。
