窓ツールを作成するには

窓ツールを作成し、それをツール パレットに追加するには、次の手順を実行します。ユーザ独自の窓ツールを作成すると便利なのは、特定スタイルの窓を複数配置して、各タイプの窓を追加するたびに同一のプロパティを追加するような場合です。

たとえば、会議室用のfixed casementとオフィス用のoperable casementという、2 つのカスタム窓スタイルを含むオフィス平面図を作成しているとします。作業を効率よく進めるには、スタイルごとに窓ツールを作成します。これで、適切なツールを選択するだけで、オフィスと会議室に窓を配置できるようになります。

窓ツールを作成するには、次の手法のいずれかを使用します。

  1. ツールを作成するツール パレットを開きます。
  2. ツールを作成します。
    次の操作を行いたい場合 次のように操作します
    図面内の窓からツールを作成するには 目的のオブジェクトを選択し、ツール パレットにドラッグします。
    スタイル マネージャの窓スタイルからツールを作成するには [管理]タブ[スタイルと表示]パネル[スタイル マネージャ]をクリックします. コピーするスタイルをツール パレットにドラッグします。[OK]をクリックします。
    現在のパレットのツールをコピーするには ツールを右クリックして[コピー]をクリックし、[貼り付け]をクリックします。
    別のパレットからツールをコピーするには 別のツール パレットを開き、ツールを右クリックし、[コピー]をクリックします。ツールを追加するパレットを再び開いて、右クリックし、[貼り付け]をクリックします。
  3. 新しいツールを右クリックし、[プロパティ]をクリックします。
  4. ツール名を入力します。
  5. [説明]の設定をクリックし、ツールの説明を入力し、[OK]をクリックします。

    この説明は、ツール パレットにおけるツールのツールチップとして使用されるほか、ツールがツール カタログに保存されている場合はその説明文として使用されます。

  6. [基本]、[一般]の順に展開します。
  7. ツールの説明を入力します。
  8. 窓に既定のレイヤ キーを使用しない場合は、レイヤ キーを選択します。
  9. 窓の既定のレイヤ名を変更する場合は、レイヤの優先設定を選択します。
  10. 窓スタイルを選択します。
  11. [スタイル位置]では、この窓に使用するスタイルを含む図面ファイルを選択するか、[参照]を選択し、標準ファイル選択ダイアログ ボックスを使用してファイルを選択します。
  12. [バインドされたスペース]で、この窓ツールを自動調整スペースの境界オブジェクトとして使用することができるかどうかを定義します。

    ここでは、3 つの選択肢から選択することができます。

    • はい: この窓ツールは、自動調整スペースの境界オブジェクトとして使用することができます。
    • いいえ: この窓ツールは、自動調整スペースの境界オブジェクトとして使用することはできません。
    • スタイル別: この窓 ツールは、窓スタイルの境界設定を使用します。
  13. [寸法]を展開します。
  14. 窓のサイズを指定します。
    次の操作を行いたい場合 次のように操作します
    窓の標準サイズを使用するには [標準サイズ]をクリックし、特定の窓サイズを選択します。
    窓のカスタム サイズを使用するには [幅]と[高さ]に値を入力します。
  15. 窓の幅と高さの計測範囲を指定します。
    次の範囲を計測する場合... 次のように操作します
    窓フレームの外側 [計測範囲]で[フレームの外側]を選択します。
    窓フレームの内側 [計測範囲]で[フレームの内側]を選択します。
  16. 選択したスタイルと窓タイプで[ライズ]が利用可能な場合は、[ライズ]に値を入力します。
  17. [開口率]、[スイング角度]のどちらかに値を入力します。

    0 (ゼロ)は閉じた窓を表します。

    注: 表示プロパティで開口率を定義すると、ツール プロパティ パレット上のこの設定は変更されます。
  18. [位置]を展開します。
  19. 窓を壁に配置する場合は、窓の位置を指定します。
    次の操作を行いたい場合 次のように操作します
    開口部のエッジと、壁セグメントの端の間の特定距離に窓を配置するには [壁に沿った位置設定]で[オフセット/中央]を選択し、自動オフセットの値を入力します。
    窓を壁セグメントの中央に配置するには [壁に沿った位置設定]で[オフセット/中央]を選択し、壁セグメントの中央付近の点を指定します。
    窓を壁の任意の位置に配置するには [壁に沿った位置設定]をクリックし、[非拘束]を選択します。
  20. 上端の高さの値を入力します。
  21. 敷居の高さの値を入力します。
  22. [OK]をクリックします。