スライドをプリロードするスクリプトを作成するには

    このスクリプトの例では、3 つのスライド(slide1.sldslide2.sld,slide3.sld)を表示します。ディスク ドライブにアクセスして次のスライドをメモリにロードする時間は、現在のスライドの表示時間と重なります。

  1. スクリプトの 1 行目に、vslide slide1 と入力します。

    1 行目により、スライドショーが開始し、slide1 がロードされます。

  2. 2 行目に、vslide *slide2 と入力します。

    2 行目のスライド名の前に付けたアタリスク(*)により、slide2 がプリロードされます。

  3. 3 行目に、delay 2000 と入力します。

    3 行目で遅延時間を 2000 ミリ秒に指定して、その間に観客が slide1 を見ることができるようにしています。

  4. 4 行目に、vslide と入力します。5 行目に、vslide *slide3 と入力します。6 行目に、delay 2000 と入力します。

    4 行目により slide2 が表示され、5 行目により slide3 がプリロードされ、6 行目で slide2 を表示する遅延時間を指定しています。

  5. 7 行目に、vslide と入力します。8 行目に、delay 3000 と入力します。

    7 行目により slide3 が表示され、8 行目で slide3 を表示する遅延時間を指定しています。

  6. 最終行に、rscript と入力して、スクリプトを繰り返し実行します。
  7. 実行中のスプリプトを中断するには、[Esc]を押します。スクリプトを再開するには、resume と入力します。

    スクリプト ファイルには、次のようにコメントを追加できます。

; Begin slide show, load SLIDE1
VSLIDE SLIDE1
; Preload SLIDE2
VSLIDE *SLIDE2
; Let audience view SLIDE1
DELAY 2000
; Display SLIDE2
VSLIDE 
; Preload SLIDE3
VSLIDE *SLIDE3 
; Let audience view SLIDE2
DELAY 2000 
; Display SLIDE3
VSLIDE 
; Let audience view SLIDE3
DELAY 3000 
; Cycle
RSCRIPT