REM オブジェクトを編集する

領域オブジェクトまたはプリミティブ オブジェクトを定義した後、各種のコマンドを使用して、ラスター データを修正できます。

編集した REM オブジェクトをラスター イメージの一部にするには、imergetoimg[ラスター イメージに合成]コマンドを使用します。詳細は、「REM オブジェクトをイメージに合成する」を参照してください。

注: REM オブジェクトは、図面とともに自動的に保存されることはありません。REM オブジェクトをオリジナルのラスター イメージに合成し直すか、REM オブジェクトから新しいイメージを作成する必要があります。

[編集モード]メニューは、1 つまたは複数の REM オブジェクトを選択して右クリックすると表示されます。このメニューには、AutoCAD コマンドと REM コマンドが表示されます。

AutoCAD コマンド

1 つまたは複数の REM オブジェクトに対して、次の AutoCAD の操作を実行できます。
  • COPY[複写]
  • COPYCLIP[コピー] (クリップボードにコピー)
  • ERASE[削除]
  • MIRROR[鏡像]
  • MODIFY[修正]
  • MOVE[移動]
  • ROTATE[回転]
  • SCALE[尺度変更]
  • STRETCH[ストレッチ]
  • UNDO[元に戻す]
注: REM オブジェクトに使用できない AutoCAD コマンドは、BLOCK[ブロック登録]WBLOCK[ブロック書き出し]TRIM[トリム]EXTEND[延長]EXPLODE[分解]コマンドです。

REM オブジェクトに対して、オリジナルのイメージと関連付けがなくなるような AutoCAD コマンドを実行すると、AutoCAD Raster Design toolsetによってオリジナルのイメージから対応するラスター データが削除されます。たとえば、領域オブジェクトを定義してから、そのオブジェクトを移動することがあります。領域オブジェクトを移動すると、オリジナルのイメージからラスター データが削除されます。REM オブジェクトを定義した直後にそのオブジェクトを削除するには、AutoCAD の ERASE[削除]コマンドを使用します。

AutoCAD コマンドを使用する方法については、AutoCAD のヘルプを参照してください。

ラスター図形処理(REM)コマンド

REM コマンドの完全なリストにアクセスするには、リボンの[ラスター ツール]タブ [REM]パネルをクリックします。

注: これらの REM コマンドは、[ラスター図形処理]ツールバーや、[ラスター]メニューの[ラスター図形処理]サブメニューでも使用できます。